ミクロネシア、台湾との外交樹立を協議 中国に不満=大統領
[10日 ロイター] – 太平洋の島国であるミクロネシア連邦(FSM)は、中国への不満から、中国の代わりに台湾と国交を結び、5000万ドルの援助を受けることについて2月に台湾側と協議した。退任するパニュエロ大統領が書簡で明らかにした。
太平洋の島々における安全保障上の影響力を巡る米中の緊張は高まっており、パニュエロ大統領は太平洋の島しょ国10カ国との安全保障・貿易協定を締結しようとする中国への批判の急先鋒だった。
大統領はロイターが確認した州知事宛の書簡で、2月に台湾の呉釗燮(ジョセフ・ウー)外交部長(外相)と会い、中国から台湾への外交シフトについて議論したと説明。「われわれの将来のニーズを満たすには約5000万ドルの注入が必要だと見込んでいる。台湾と国交を樹立すれば3年間でこの資金を得ることが可能で、そうするつもりだ」と記した。
関連記事
オーストラリア安全情報局(ASIO)のマイク・バーゲス局長はこのほど、外国勢力によるスパイ活動や越境弾圧について警告を発した。
豪アルバニージー首相は30日、年内に施行される子どものSNS利用を禁止する法律を巡り、YouTubeを禁止対象に含めると決定した。
日米豪印4カ国の海上保安機関が、相互乗船による初の「シップオブザーバー・ミッション」を実施。「自由で開かれたインド太平洋」に向け連携強化。
7月14日、オーストラリア陸軍は、米国から購入した「ハイマース」(HIMARS)ロケット砲の実弾発射を初めて実施した
海上自衛隊など日米豪3カ国海軍がロジスティクス協力強化の文書に署名。補給や修理体制が拡充され、地域安定への連携が一層進む。