野球WBC、侍ジャパンが世界に示した「真の愛国心」とは?
22日に閉幕したWBC(ワールド・ベースボール・クラシック…/2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™)の第5回大会では、侍ジャパンが3度目の栄冠に輝いた。この勝利の背後には数々の心温まるエピソードがあるが、私は侍ジャパンの言動から「真の愛国心とは何か」を垣間見たのである。
決勝戦の前、スター選手揃いの米国との一戦を前にして、ロッカールームで大谷翔平選手は「憧れていたら越えられない。今日だけは憧れるのをやめて勝ちにいこう」と、チームメンバーに向けて自分達の気持ちを上げるべくスピーチをした。
対戦相手を貶めるわけでも、批判することもなく、相手が「本当に素晴らしい」ことも素直に認めたうえで、しっかりと相手に敬意を示しつつも、「決勝戦であるこの日だけ」は、そんな相手に対する憧れを一時的に置いて「勝つことだけに集中し、ともに頑張ろう」という。
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