好待遇の中国領事館員はなぜ政治亡命を決意したのか。そのスリリングな一部始終が5年ぶりに明かされる。(大紀元)

中国領事館員、監視潜り抜け政治亡命 5年越しに語られる決死行の一部始終(上)

2018年5月、中国領事館職員だった董羅彬(とう らひん)さんは、駐在先のニュージーランドで政治亡命した。その直後に大紀元の取材に応じたが、安全への配慮から、報道はしばらくの間見送られた。

赴任からわずか2か月後の出来事だった。董さんはなぜ亡命を決意し、厳重な警備と密告体制のなか、いかにして中国領事館から脱出できたのか。彼の口から語られたのは、あらゆる自由を剥奪され、海外でも高圧的な管理に服さなければならない中国領事館員の苦悩と辛酸だった。

中国共産党の人権抑圧は在外公館の職員も例外ではない。外交官を含む職員は相互の監視を命じられ、消費活動すら制限されていた。

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