豪州、「中国通」のビジネスマンをスパイ容疑で逮捕 原潜関係の情報提供か
豪州の司法当局は15日、中国の情報機関に原子力潜水艦などに関する機密資料を提供し報酬を受領したとして、オーストラリア人の実業家アレクサンダー・サーゴ(Alexander Csergo)氏を「反スパイ法」違反の容疑で逮捕した。同氏は17日に保釈を申請したが、却下された。
現地メディアの報道によると、サーゴ容疑者は上海に滞在していた間、「ケン」と「エヴリン」と名乗る2人の中国国家安全部所属の情報工作員からオーストラリアの安全保障にかかわる情報を提供するよう持ち掛けられた。2021年2月頃から、「現金がぎっしり詰まった封筒」を受け取るかわりに、オーストラリアの国防や経済などに関する重要情報を集めて渡していた。
豪州の検察当局によると、サーゴ容疑者が渡した情報のなかには、米英豪からなる安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」における原子力潜水艦の配備計画や、オーストラリアにおける金属鉱石の採掘に関する内容が含まれていた。
関連記事
香港の元区議は、台湾で起きた元産経記者の矢板明夫氏襲撃事件について、中共による越境弾圧だと非難した。容疑者は香港の犯罪組織関係者で、親北京派のネットワークから指示を受けた疑いがあると主張
中国の港でパナマ船籍船舶の検査や出港停止が急増している。パナマ政府は代表団を中国に派遣し、海上輸送協定の更新や港湾国監督をめぐる問題について協議する
フランス当局が、中共に関連するとされる「海外警察署」9か所を摘発したと仏メディアが報じた。国内治安総局は、国境を越えた弾圧への対策を強化している
トランプ政権が外国製インバーターの輸入制限を検討している。主な対象は中国製品とみられ、太陽光発電設備を通じた電力網への干渉リスクに備える狙いがある
米司法省が、ネビル・ロイ・シンガム氏をめぐり大陪審捜査に着手したと米メディアが報じた。中国との資金移動や左派系団体への資金提供をめぐる疑惑が焦点となっている