米上院「中国との姉妹都市提携の調査を」スパイ活動を念頭に
米上院の共和党議員団は19日、中国共産党によるスパイ活動を念頭に同国との「姉妹都市」提携の調査を義務付ける法案を発表した。
「姉妹都市透明化法案」は、対中強硬派として知られるマーシャ・ブラックバーン議員らが提出した。中国共産党が地政学的な目的を推進するために姉妹都市提携を利用している可能性があるとして、外国姉妹都市の米国内での活動を調査するほか、学術・産業スパイといったリスク分析をする報告書を作成するよう政府説明責任局に義務付ける。
ブラックバーン議員は声明の中で「姉妹都市提携は、中国共産党の政治的武器の一つであり、党の地政学的目標を達成するための『一帯一路構想』の一部だ」と指摘。法案はこうした脅威に光を当て「中国スパイやイデオロギー強要に対処する」と強調した。
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