米国のオースティン国防長官(写真)が6月上旬に来日し、浜田靖一防衛相と会談を行う方向で検討されていることが分かった。資料写真、1月、代表撮影(2023年 ロイター)

米国防長官6月上旬来日で調整 アジア安保会議前に会談=関係筋

[東京 19日 ロイター] – 米国のオースティン国防長官が6月上旬に来日し、浜田靖一防衛相と会談を行う方向で検討されていることが分かった。複数の日本の政府関係者が明らかにした。

両氏は2-4日にシンガポールで開催されるアジア安全保障会議に出席を予定しているが、これに先立ち東京で会談する案が両国政府の間で話し合われている。

19日付の読売新聞は、日米防衛相会談では台湾への軍事的威圧や一方的な海洋進出を続ける中国に対抗し、日米同盟の強化を再確認する見通しと伝えている。

(竹本能文)

関連記事
歴史的な経験から、米国が共和党政権になったとき、韓国が左翼政権になれば、在韓米軍撤退が進展することになる。2024年米大統領選の結果によっては、日本を取り巻く国際環境が大きく変化するのだ。
昨今の日本の環境教育は、もはや教育の名に値しない「環境運動」と化している。エネルギー政策の専門家である杉山大志氏は、「今の環境教育は、ただCO2を減らせと子供たちに叫ぶだけの洗脳だ」と手厳しい評価を下した。
5月上旬に中国・福建省の共産党トップが沖縄訪問する。自由主義対共産主義の「新冷戦」が進むなか、沖縄をめぐる熾烈な争いが、水面下で進んでいる。
4月24日、米宇宙コマンド司令官スティーブン・ホワイティング大将が日本を訪れ、中国の宇宙軍事力の異常な増強に対して警告を発した。ホワイティング司令官は木原防衛相、統合幕僚監部議長、航空自衛隊長や航空宇宙事業本部長等の要人と対話し、宇宙領域における日米同盟のさらなる強化に向けた協力を確認した。
鬼木誠防衛副大臣は29日、フィリピンを訪問し、同国のテオドロ国防相と会談した。日本がフィリピンに供与する移動式警戒管制レーダー2基目の引き渡し式典にも出席した。東アジア地域における中国共産党の拡張に対して連携して抑止を図る。