スペースXは「軍事的脅威」…中国、スターリンク対抗で独自通信網を建設
中国が「スターリンク」に対抗する通信衛星網の開発を急いでいる。国家的に優先度を上げて、数万もの衛星を打ち上げる計画が進む。数年内にスターリンク同様の機能を備えることを目指している。西側の専門家は、宇宙軌道が過密状態に陥る可能性を指摘する。
通信衛星の代名詞な存在といえば実業家イーロン・マスク氏率いるスペースX社のスターリンクだ。多数の衛星を低軌道に張り巡らす「通信衛星コンステレーション」サービスによって、地球人口のほとんどをカバーできる通信網を広げている。光ケーブルや基地局電波に頼らない空からの通信により、山間部から離島に至るまで高速通信が可能となった。
戦禍に見舞われるウクライナへの民間の情報支援はよく知られる。ドローン誘導に使用したりロシア側の動向の情報提供など実質的な軍事支援にもなっているとの観測もある。機密性に優れた、政府向け、特に国家安全保障部門向けサービス「スターシールド」も開始している。
関連記事
トランプ米大統領は6日、米政府と防衛関連企業アンドゥリル・インダストリーズが共同で66億ドルを投じ、メリーランド州ボルティモア近郊に、先端技術を活用した新たな防衛用造船所を建設すると発表。潜水艦と自律型水中システムの生産能力を拡大する
米軍がメキシコ国境で対ドローン技術を本格試験。麻薬組織による無人機の侵入は30日間で378件に上る。レーザーで11機を撃墜したほか、AI搭載の迎撃システムなど最新装備も投入
米軍は中東に約9千人の海軍兵と海兵隊員を増派しており、複数の軍艦がすでに出航した。トランプ大統領が中間選挙後にイランへの攻撃を再開、強化するか検討する中、今後数週間から11月末にかけて、米軍の3個空母打撃群が中東に集結する可能性がある
ボーイングは、米海軍の次世代艦載戦闘機を開発するため、200億ドルを超える契約を獲得した。海軍との契約は、第6世代のF/A-XX戦闘攻撃機の本格開発を対象とし、地上試験、耐空性試験、システム試験、兵器試験に使用する機体も含む。
米国防総省は、迎撃ミサイルの生産能力を大幅に引き上げる。パトリオット向けは3倍、THAAD向けは4倍に増強。イランとの戦闘やウクライナ支援で在庫が減少しており、米軍は防衛産業の生産体制の立て直しを急いでいる