7月24日に中国・文昌宇宙センターから中天宮宇宙ステーションの2番目のモジュールを輸送するロケットが打ち上げられた。参考写真(Photo by -/CNS/AFP via Getty Images)

スペースXは「軍事的脅威」…中国、スターリンク対抗で独自通信網を建設

中国が「スターリンク」に対抗する通信衛星網の開発を急いでいる。国家的に優先度を上げて、数万もの衛星を打ち上げる計画が進む。数年内にスターリンク同様の機能を備えることを目指している。西側の専門家は、宇宙軌道が過密状態に陥る可能性を指摘する。

通信衛星の代名詞な存在といえば実業家イーロン・マスク氏率いるスペースX社のスターリンクだ。多数の衛星を低軌道に張り巡らす「通信衛星コンステレーション」サービスによって、地球人口のほとんどをカバーできる通信網を広げている。光ケーブルや基地局電波に頼らない空からの通信により、山間部から離島に至るまで高速通信が可能となった。

戦禍に見舞われるウクライナへの民間の情報支援はよく知られる。ドローン誘導に使用したりロシア側の動向の情報提供など実質的な軍事支援にもなっているとの観測もある。機密性に優れた、政府向け、特に国家安全保障部門向けサービス「スターシールド」も開始している。

▶ 続きを読む
関連記事
住友商事社員が偽造証を用い、米軍横須賀基地や厚木基地へ不法侵入したとして逮捕。男はイラク駐在員で「米軍への憧れ」を供述しているが、警察は偽造ルートや侵入を繰り返した真の意図を詳しく調べている
米イラン関係が急速に悪化する中、トランプ大統領はイランへの限定的な軍事攻撃を示唆。米国は最新鋭輸送機を配備するなど軍事的圧力を強める一方、イラン側は交渉継続の姿勢を見せており、緊張は最高潮に
2月16日と18日、日米共同訓練が日本海および東シナ海で実施された。空自のF-2・F-15と米軍B-52戦略爆撃機が参加し、強固な同盟関係を誇示した
米シンクタンクは、沖縄からグアムへの海兵隊移転計画が中国に対する抑止力を損なうと警告。第一列島線の防衛を重視し、経済支援と引き換えに基地機能を維持・強化する「新DPRI」への転換と再交渉を提言している
ルビオ米国務長官のミュンヘンでの演説は多くの欧州指導者を不安にさせたが、それでもなお、万雷の拍手で迎えられた