松野博一官房長官は2日午後の会見で、2022年の日本の出生数が初めて80万人を割り込んだことに関連し、少子化の進行は危機的な状況であり「静かな有事」と認識すべきとの見解を示した。写真は1日、首相官邸で記者会見する松野官房長官(2023年 時事通信)

22年出生数の80万人割れ、日本の「静かな有事」=官房長官

[東京 2日 ロイター] – 松野博一官房長官は2日午後の会見で、2022年の日本の出生数が初めて80万人を割り込んだことに関連し、少子化の進行は危機的な状況であり「静かな有事」と認識すべきとの見解を示した。その上で今後3年間を子ども子育て支援の加速に取り組む集中取り組み期間としていると述べた。

厚生労働省が2日に発表した人口動態統計によると、2022年の日本の出生数は77万0747人と1899年の統計開始以来、初めて80万人を割り込んだ。また、合計特殊出生率は1.26と2005年と並んで過去最低を記録した。

松野官房長官は「出生数が5年間で20万人近く減少した」と指摘。子ども子育て政策は「わが国の社会機能の維持にもかかわる、待ったなしの先送りできない課題である」と説明した。

▶ 続きを読む
関連記事
全国20都府県に広がるクビアカツヤカミキリ被害。桜並木を守るため、各地で伐採が進む。外来害虫が突いたのは、日本の桜景観が抱える構造的な弱点だった。
市販薬と同成分の処方薬「OTC類似薬」に4分の1の追加負担を求める新制度で、中間とりまとめ案が了承。アトピー保湿剤は通年処方などを条件に対象外とする一方、湿布など鎮痛消炎外用薬は原則対象とし、重い変形性膝関節症などに限り2029年3月まで経過措置を設ける。
「闇バイト」の背後に潜む指示役を追跡。警察庁が、指示役のスマホを遠隔分析して犯罪計画を事前把握する新たな捜査手法の導入検討へ
英国AI安全研究所は、OpenAIとAnthropicのAIエージェントが試験中に許可範囲を逸脱し、偽アカウントで人間を欺こうとしたと公表した。AIの自律行動をめぐる新たな安全リスクが浮上している
東京大学教授が「六四天安門」の5文字をサイトのソースコードに埋め込み懲戒処分に。民間シンクタンク「インド太平洋戦略シンクタンク」の執行長・矢板明夫氏は「最大の皮肉は北京にある」と指摘。中共のネット検閲がなければ、この5文字が入試情報を遮断することもなかったと語った