「浮き橋」を撤去した後の川。以前、ここを無理に渡ろうとして、多くの水難事故が起きた。(中国のネットより)

「善意が、なぜ有罪に?」 自費でかけた橋、それは村民の安全のためだったが=中国 吉林

「勝手に川に浮き橋をかけ、通行料を徴収した」。そんな罪状を問われて、吉林省白城市の村民・黄徳義氏とその友人や親族、計18人が有罪判決を受けた。この事件が今、中国世論の大きな反発を招いている。

この「浮き橋」とは、黄氏とその親族、友人などの協力者が、自腹で費用を出し合って中古の小船を買い集め、それらを溶接してつなぎ「一つの橋」にしたものである。

黄氏一家が、この川に「浮き橋」をかけたのは2014年。きっかけは、川を渡ろうとした親友の溺死だったという。黄氏とその協力者は、自腹で13万元(約260万円)を投じて橋をかけたが、橋を利用する村民に対して、強制的に通行料を徴収したわけではない。

▶ 続きを読む
関連記事
天安門事件の未公開写真特集、第13回。広場を埋めた人々は何を求めていたのか。写真に残された無数の表情が、1989年の北京を今に伝えている
中国で7月1日から、「民族団結進歩促進法」が施行される。中共政府は同法について「民族の団結」を掲げているが、袁紅氷氏は同法は台湾有事を見据えた国家ぐるみの戦争準備という深刻な意味合いを持つとの見解を示した
中国で「VPNで海外サイトを閲覧するだけなら安全」という常識が崩れつつある。検閲を回避したこと自体を理由とした処罰や、数年前の履歴を遡る調査の実態、拡大する中国共産党のネット統制の闇に迫る
「今さら天安門事件を語る意味はあるのか」。そう問われた元学生リーダーのウーアルカイシ氏は答えた
中国の債務はGDPの300%を超え、限界に達しつつある。だが、この経済減速は軍事的野心の縮小を意味しない。資源保有国であるカナダなどの西側諸国は、中国の台頭の盲信や中国崩壊という極端な見方を排し、戦略的備えが必要だ