防衛省の情報漏えいは確認されてない=中国のハッキング報道で官房長官
[東京 8日 ロイター] – 松野博一官房長官は8日の閣議後会見で、米ワシントン・ポスト紙が中国軍のハッカーが2020年秋に機密情報を扱う日本の防衛ネットワークに侵入したと報じたことに関連して「サイバー攻撃により防衛省の秘密情報が漏えいした事実は確認されていない」と語った。
報道では、米側が日本に通報したとされているが「米国とは様々なレベルで緊密にやりとりしており、その詳細は控える」とし、報道に関する事実関係についても、事柄の性質上回答を控えるとした。
自民党の麻生太郎副総裁が台湾を訪問したことに関連しては、議員・政党の活動へのコメントは控えるとした上で、台湾海峡の平和と安定は国際社会の安定にとっても重要だとの認識を示した。また、台湾をめぐる問題が対話により平和的に解決されることを期待するというのが日本の一貫した立場だと述べた。
関連記事
中国が東アジア海域で海軍と海警局の船100隻以上を展開した。 木原稔官房長官は、中国の軍事動向には「平素から重 […]
広島出身の石橋議員は、平和維持には抑止が不可欠とし、「核兵器の有無とその世界が平和であることとは切り離して考えるべき問題だ」「力による現状変更を思いとどまらせる抑止が不可欠だ」とし政府に対しNPT体制の維持と現実的な核軍縮努力を並行して進めるよう求めた
与那国島と台湾の間の空域を推定中国無人機が往復飛行し、空自戦闘機が緊急発進した。繰り返される無人機活動は、日本の防空態勢と台湾周辺の緊張の高まりを浮き彫りにしている
米国務省ピゴット首席副報道官がXで「尖閣諸島を含む日本の防衛へのコミットメントは揺るぎない」と投稿。外務省が即座に感謝を返し、日米同盟の結束を強調
高市首相の台湾有事発言を巡り、中国共産党政権は、尖閣への圧力と並行し、日本への留学・渡航自粛を警告。経済・軍事両面で圧力をかけている。日本政府は発言撤回を拒否し、冷静な対応を求めている。