「巨万の富を得た」無断で細胞採取しポリオワクチン開発…遺族が病院を提訴
ヘンリエッタ・ラックス氏の子宮頸がん細胞を無断で採取し、ポリオ・ワクチンやHIV治療薬などの開発に用いたとして、ラックス氏の遺族は10日、細胞使用の停止などを求めてバイオ医薬品大手ウルトラジェニックス社を提訴した。
米メリーランド州連邦地方裁判所に提出された訴状によると、ウルトラジェニックスは、「アフリカ系アメリカ人のヘンリエッタ・ラックスの生きた遺伝物質を商品化するという意識的な選択をした」と主張している。
1950年代、ラックス氏はボルチモアのジョンズ・ホプキンス病院で子宮頸がんの治療を受けた。治療中、医師らは彼女から無断で子宮頸がん細胞を採取した。後に世界各地で様々な医学的研究に使われるようになったその細胞は「ヒーラ細胞」と呼ばれ、人工的に培養され無期限に分裂できる初の「不死」細胞株となった。翌年、ラックス氏は31歳という若さで亡くなった。
関連記事
米・メキシコ国境へ殺到する兵役年齢の中国人たち。ノーム前米国土安全保障省長官は、中国人不法移民の米国境移動を組織的に支援するネットワークの存在に警鐘を鳴らした
ホワイトハウスを狙った大規模テロ計画をFBIが阻止。容疑者23人の関与が浮上し、バンス副大統領は「背後に黒幕がいる」との見方を示している。米当局は組織的な支援ネットワークの解明を進めている
W杯を前に再燃する「なぜ米国ではサッカーと呼ぶのか」という疑問。語源は英国の大学文化にあり、NFLとの共存が現在の呼称定着に影響。トランプ氏の発言も議論を後押ししている
中国市場に依存してきたハリウッドの成長モデルが限界を迎えている。内容改変などの代償を払った結果、シェアは大幅低下。今後は国内制作へ回帰し、雇用創出と産業再建を目指す動きが強まっている
ニューヨーク州でAI生成の人物を広告に使う際、明確な表示を義務付ける法律が施行。違反には罰金を科す。全米初の規制で、消費者保護と俳優の権利確保を狙う一方、業界では賛否が分かれている