米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は22日、イランの刑務所で拘束中の米国人5人が解放される合意について進展しているとの考えを示した。写真は、2023年8月18日にキャンプデービッドで会見する同補佐官。(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)

イランが拘束の米国人5人解放、進展は継続=米大統領補佐官

[ワシントン 22日 ロイター] – 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は22日、イランの刑務所で拘束中の米国人5人が解放される合意について進展しているとの考えを示した。ただ、解放日程は明言しなかった。

イランは、韓国で凍結されている60億ドルのイラン資産の解除などを条件に5人の最終的な出国を許可する第一歩として、8月10日にそれまでの1人に加えて残り4人を刑務所から移送して自宅軟禁下に置いた。

サリバン氏は会見で「イランとの合意通りに事態が進んでいると考えている。まだ経るべき段階があり正確な日程は未定だが、進展は続いていると考える」と述べた。

5人の出国まで数週間を要する可能性があるとみられているが、イランが許可すれば、核問題やシーア派支援などを巡り対立するイランと米国にとって大きな問題が取り除かれることになる。

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