ウクライナのポドリャク大統領府顧問は1日、ロシア国内でのドローン(無人機)攻撃は増加していくとの見方を示し、こうした攻撃が頻発していることはウクライナの戦争が徐々にロシア国内に移行していることを示していると述べた。写真は2022年11月、首都キーウでロイターのインタビューに応じるポドリャク大統領府顧問(2023年 ロイター/Sergiy Voloshyn)

ウクライナ戦争「ロシア国内に移行段階」、攻撃増加へ=大統領府顧問

Tom Balmforth

[キーウ 1日 ロイター] – ウクライナのポドリャク大統領府顧問は1日、ロシア国内でのドローン(無人機)攻撃は増加していくとの見方を示し、こうした攻撃が頻発していることはウクライナの戦争が徐々にロシア国内に移行していることを示していると述べた。

ポドリャク氏は首都キーウ(キエフ)でロイターのインタビューに応じ、ウクライナはロシア軍に占領された地域への攻撃を強化しているとし、ロシア国内でも「工作員」や「パルチザン」による攻撃が増加すると指摘した上で「敵対行為が徐々にロシアの領土に移行する段階に入っている」と語った。

その上で、ウクライナ軍は前進を続けているとし、欧米からの軍事援助が今後も継続されることを望んでいると述べた。

ロシアと和平交渉については、現時点で行わないと表明。「いかなる交渉もウクライナの屈服、そして民主主義世界全体の屈服を意味する」とし、ウクライナに多額の兵器を供与してきた西側の同盟国はロシアに対する「妥協」はあり得ないと理解していると確信していると語った。

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