9月10日、スナク英首相(写真左)は、20カ国・地域(G20)首脳会議が行われたインドで中国の李強首相と会談した際に、中国のためにスパイ活動をした疑いで2人の英国人が逮捕された問題に触れて、英国の議会民主主義に対する中国の干渉への懸念を伝えたことを明らかにした。右はバイデン米大統領。9日、ニューデリーで代表撮影(2023年 ロイター)

英首相、中国首相に「議会民主主義に対する干渉」への懸念伝達

[10日 ロイター] – スナク英首相は、20カ国・地域(G20)首脳会議が行われたインドで中国の李強首相と会談した際に、中国のためにスパイ活動をした疑いで2人の英国人が逮捕された問題に触れて、英国の議会民主主義に対する中国の干渉への懸念を伝えたことを明らかにした。

ロンドン警視庁が2人を逮捕した事実を認め、英紙サンデー・タイムズによると、このうちの1人は英議会で調査の仕事をしている職員だった。

スナク氏は、捜査中の事案について言えることは限られると断りつつも、李強氏には「間違いなく許容できない、われわれの議会民主主義への干渉を巡る自身の非常に強い懸念」を提起したと述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ氏が年内のトルコ・中国訪問を電撃表明。カタールから贈られた新大統領専用機を背に、世界の勢力図を揺るがす「大国外交」への野心を語った。9月の習近平氏訪米を控え、次なる一手は何か
欧州議会は6月16日、国境を越えた弾圧に対抗するための決議を採択。中共による海外での監視活動に焦点を当てている
英国がロシアへの新たな制裁を発表。対象には「影の船団」や、軍事援助を提供する中国企業、制裁逃れを支える金融ネットワークが含まれる
欧州連合(EU)の立法府議員らが、権威主義的政権が海外の標的を沈黙させようとする「越境弾圧」への対抗措置強化を訴えた。最新の報告書は、中共政権、ロシアなどを主要な実行国として名指しした一方、数十もの政府が海外の反体制派を追っていると指摘している
英国で、国家安全保障法施行後、中共関連のスパイ活動で初の有罪判決。中共当局のために香港民主活動家らを監視したとして、男2人に禁錮刑が言い渡された