碧桂園は近く到来する4.7億元(約95.9億円)の債務返済の不可能性、そして中期及び短期の他の債務における返済困難のリスクが存在することを明らかにした。 (Photo by PEDRO PARDO/AFP via Getty Images)

新国家安全保障法、外国人投資家で進む”中国離れ”

中国の不動産危機が深刻化するにつれ、中国は外国企業にとってますます魅力を失いつつある。 中国経済の数十年にわたる成長の中心的存在であった外国企業やビジネスマンは、国際的なビジネスチャンスが回復すると期待されていたにもかかわらず、中国の制限的な政策が生み出した冷え切った環境に直面している。

中国での20年以上の経験を持つ企業アドバイザーで、「ドラゴン・スーツ 中国駐在エグゼクティブの黄金時代(Dragon Suit: The Golden Age of Expatriate Executives In China)」の著者でもあるガボール・ホルヒ氏は、「中国の勝者と敗者の間の格差はますます拡大している」とFORUMに語り、 「数字、つまり企業の数で言うと、スパイラルダウンしている大半は国際企業だ」と述べた。

ロイター通信によると、23年8月の中国の不動産投資は前年同月比19.1%減と18か月連続で減少し、住宅販売は26か月連続で減少している。 不動産は中国の国内総生産(GDP)の約25%を占め、製造業、サービス業、消費財業界と直結しているため、この落ち込みは深刻な懸念材料だ。 また、海外直接投資(FDI)の落ち込みはさらに激しく、2022年4-6月四半期以降50%以上減少していると、日経アジア誌が報じた。 海外直接投資は過去10年間で、中国のGDPの4分の1を占めていると推定される。

▶ 続きを読む
関連記事
米誌『フォーリン・アフェアーズ』は、張又俠らの失脚を受け、習近平を「壊滅者」と酷評。盟友すら粛清する姿勢が軍不信と権力集中を招き、中共軍事中枢は事実上壊滅状態にあると指摘した
ベネズエラ政権の交代により、中国は廉価なベネズエラ産重質原油を入手できなくなった。中国の独立系製油業者は現在、イランから重質原油を購入している。
中共が反腐強化を喧伝する一方、習近平が2012年に打ち出した党内行動規範「中央八項規定」違反は、2025年に29万件超へ急増し、立案件数も100万件を突破。腐敗は権力構造に内在すると専門家は指摘する
高市政権による対中強硬姿勢と日中関係の緊張を背景に、日本のスーパーでWeChat PayやAlipayの導入廃止が相次いでいる
張又俠・劉振立の失脚後、中共軍報は忠誠を強調する社説を繰り返したが、軍内部からの支持表明は見られなかった。郭伯雄・徐才厚事件時との対比から、軍の沈黙は異例であり、習近平の軍掌握力に揺らぎが生じている可能性を示している