バイデン米大統領、パレスチナ発表の死者数に「確信ない」
[ワシントン 25日 ロイター] – バイデン米大統領は25日、イスラム組織ハマスが支配するパレスチナのガザ地区の死者数について、パレスチナ側が発表する数字に確信はないと述べた。パレスチナ保健省はイスラエルの攻撃で子ども約2700人を含む6500人以上が死亡したと発表している。
大統領はホワイトハウスの記者会見で、パレスチナ側の死者数は民間人犠牲者を出さないよう求める米国の要請をイスラエルが無視していることを意味するのかとの質問に、「彼ら(イスラエル側)は、パレスチナ人が本当の死者数を伝えているとは思えないと言っている。無実の人々が殺されているのは確かで、それが戦争の代償なのだ」と回答。
その上で、「パレスチナ側が使っている数字に確信はない」と述べたが、理由は語らなかった。
パレスチナ側は、ガザの死者数が不正確だという見解を否定している。
在米イスラム教市民団体「米イスラム関係評議会」(CAIR)は、ガザの死者数に関するバイデン氏の発言に「非常に憤慨している」と表明し、謝罪を求めた。
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