中国の上海では、今年のハロウィンで若者たちによる「当局への皮肉」や「社会風刺」ともとれる様々な仮装が話題になっている。写真は防疫要員の「大白」に扮する市民(左)や、「白紙革命」を連想させる、体じゅうに「白い紙」を張り付けた市民(右)。(SNSより)

上海ハロウィン百景 皮肉たっぷりの仮装で「政府や共産党体制を揶揄する民衆」

今年のハロウィンは過ぎ去ったが、その時の上海の市民や若者たちによる仮装やコスプレが、今もネットで話題になっている。

かつて上海は「魔都」の異名で呼ばれた。初めて「魔都」の名称を著作に用いたのは、日本の小説家・村松梢風(1889~1961)だったというが、その名の通り、珍しい「お化け」の群れが今年のハロウィンで上海に出現したようだ。

ハロウィンの期間中、若者たちは上海の街に繰り出しては、現代中国の世相を反映していると見られる仮装を披露した。それらは、そのまま中国共産党体制に対する痛烈な風刺であり、為政者を茶化して揶揄するものとなった。

▶ 続きを読む
関連記事
福建省漳州刑務所に収容されていた元収容者が、劣悪な生活環境、強制労働、体罰、政治教育の実態を証言した。中国の刑務所における人権侵害の一端が浮かび上がっている
中国・広西で洪水により養殖場が破壊され、約900匹のヘビが逃走。コブラ流出の懸念も広がり、住民の咬傷被害が発生、1人が死亡。産業への影響も懸念されている
中国広西で豪雨とダム決壊により大規模洪水が発生。貴港市の学校では1万人超の教職員と学生が孤立し、物資不足や避難遅れが深刻化。毒蛇流入の報告もあり、救助体制の不備が浮き彫りとなっている
EVやAI、海外の港への投資まで軍事戦略と一体化。中国が進める世界規模の構想とは?
習近平政権は「反腐敗は長期戦」と強調。しかし内部関係者は、「本当の狙いは不忠な幹部の排除だ」と指摘する