日本の原発・エネルギー課題は反対派の声が強調されてしまう(大紀元エポックタイムズ)

「原発反対!」紋切り型の議論から脱却を…待ったなしの日本エネルギー事情

日本においてエネルギー・原子力問題は、一部の政治勢力やメディアによって紋切り型になりがちだ。「原子力は悪。利権で汚れた国と電力会社の押し付けに、市民は立ち向かう」といった単純化された物語に変わってしまう。山口県上関町の原子力施設の建設も例外ではない。反対運動が伝えられる現地の実情を紹介しつつ、解決に導くような議論を呼び掛けたい。

上関(かみのせき)町では、中国電力と関西電力が提案した使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設調査計画が、今年8月に町と町議会によって受け入れられた。この問題に関する新聞記事は、先に述べた典型的なパターンに沿ったものが多く並んだ。

「上関に原発施設 核燃事業の破綻直視を」(朝日新聞8月4日の社説)、「上関に中間貯蔵施設 国策の矛盾 直視すべきだ」(毎日新聞、9月2日の社説)、「原発を積極活用したい政府」(東京新聞、同19日)などだ。記事の題名だけで中身が分かってしまう。すべて前述のパターン通りの記事だった。朝日社説は原子力政策を「破綻」と断罪し、「岸田政権やそれに従う電力会社は、無責任さを自覚すべきだ」と、建設調査そのものを批判した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国が潜水艦発射型ICBMを太平洋で試射。核戦力誇示、軍内部統制、対米交渉戦略という三つの狙いを軸に、国際社会への影響とリスクを読み解く
比中仲裁判断から10年。日本や同志国が「法の支配」を訴える裏で、赤龍・中国共産党は国際法を嘲笑い、軍事化を強行している。法律を「支配の道具」と見なす彼らの本性と、人類壊滅を狙う驚愕の陰謀を暴く
キューバ革命とベネズエラの激変を検証し、過激な政治変革が単なる「赤貧」ではなく、格差の可視化や「道徳の空洞化」から生まれるメカニズムを解明。混迷する現代の西側社会や日本に警鐘を鳴らす
日中関係の緊迫化に伴い相次ぐ邦人拘束やレアアース規制。資源依存からの脱却と経済安全保障の強化を迫られる中、ビジネスの建前を排し、自由と尊厳を守る独立国家としての「本心」に目覚め始めた日本を描く論評
米国の選挙制度への信頼が揺らぐ中、市民権の証明を義務付ける「SAVE法」が注目を集めています。不正が存在しないとする反対派の主張の誤りを指摘し、公平な選挙を実現するための責務と国益について深く考察します