11月14日、米下院は、政府機関閉鎖回避のためのつなぎ予算案を可決した。米首都ワシントンで撮影(2023年 ロイター/Elizabeth Frantz)

米下院、政府閉鎖回避へつなぎ予算案可決 上院トップも支持表明

David Morgan Moira Warburton

[ワシントン 14日 ロイター] – 米下院は14日、政府機関閉鎖回避のためのつなぎ予算案を可決した。民主・共和両党の議員から幅広い支持を得た。送付される上院では与野党のトップが同案への支持を表明している。

法案は来年1月半ばまでの暫定予算。現行のつなぎ予算が今週17日に期限切れとなるため、政府機関閉鎖を回避するにはそれまでに上下両院で法案を通過させ、バイデン大統領が署名する必要がある。

共和党が辛うじて多数派を占める下院の採決結果は賛成336、反対95。ジョンソン下院議長にとって就任後初の重要な採決だったが、一部の共和党議員の反対を押し切り可決にこぎ着けた。

賛成は民主党が209票、共和党が127票、反対は共和党93票、民主党2票だった。

共和党内の保守強硬派には大幅な歳出削減や国境警備対策が含まれていないことに不満を示す者もいた。

マッカーシー前議長は9月に民主党の協力を得る形でつなぎ予算を成立させたことで解任に追い込まれた。

しかし、保守強硬派はジョンソン議長を支持する姿勢で、共和党のマイク・ガルシア議員は法案について理想的ではないとしつつ、政府機関閉鎖ははるかに悪いと指摘した。

法案は軍の建設、退役軍人給付、輸送、住宅、都市開発、農業、米食品医薬品局(FDA)、エネルギー・水関連プログラム向け資金を来年1月19日まで手当てする。国防費を含むその他の連邦政府予算は来年2月2日に失効する。

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