11月14日、ブリンケン米国務長官は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議で、米国は「自由に独自の道を選択でき、モノ、アイデア、人が合法的かつ自由に行き交う地域」を信じていると強調した。サンフランシスコで撮影(2023年 ロイター/Carlos Barria)

米国務長官「自由な地域信じる」、APEC首脳会議控え中国念頭

[サンフランシスコ 14日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は14日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議で、米国は「自由に独自の道を選択でき、モノ、アイデア、人が合法的かつ自由に行き交う地域」を信じていると強調した。

APEC首脳会議と米中首脳会談を控え、中国を念頭にした発言とみられる。

中国に直接言及しなかったものの、同国がインド太平洋の小国を威圧し、既存の「ルールに基づく」秩序を損ねようとしているという米国の近年の主張に沿った内容となった。

米通商代表部(USTR)のタイ代表は、今回の会議が地域にとって「大きな不確実性と課題」の局面で行われたとし、地政学的緊張の高まりや脆弱なサプライチェーン(供給網)、気候危機の悪化に言及した。

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