2023年11月24日午前、中華民国の民眾党の党首であり総統候補者である柯文哲(前列右)と、副手候補の呉欣盈(前列左)が中央選挙委員会に登録するため訪れた(中央社)

台湾総統選 野党連合が破局に

11月24日午前、中華民国(台湾)の野党である国民党(青)と民衆党(白)は、それぞれ副総統候補を発表し、野党候補一本化協議が決裂した。国民党の侯友宜(こう ゆうぎ)氏は趙少康(ちょう しょうこう)氏を副総統に選び、民衆党の柯文哲(か ぶんてつ)氏は呉欣盈(ご きんえい)氏を選んだ。 

24日の午前、国民党は中央常務委員会を開催し、総統候補の侯友宜氏が副総統に台湾メディアの中国広播公司の董事長、趙少康氏を指名した。会議後、二人は中央選挙委員会に行き、2024年の総統および副総統選挙に参加登録を行った。

 民衆党も24日の午前、総統候補の柯文哲氏の副総統に、新光集団の会長の長女であり、民衆党の立法委員である呉欣盈氏を確定した。

▶ 続きを読む
関連記事
宏福苑火災の発生後、警報システムや工事監督の在り方を問う声が強まっている。しかし、独立調査を求めた学生の拘束や大学内掲示の封鎖など、市民社会の活動に対する制限も目立ち始めた。火災対応を通じて、香港の統治や言論環境に変化が見られる
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。
香港・宏福苑の大火で死者は146人に達した。修繕工事入札を巡り親中派議員の業者擁護疑惑や監督機関の警告軽視が浮上し、中共の「一党独裁」による腐敗との批判が強まっている
台湾海峡の緊張が高まる中、台湾の頼清徳総統は26日、総額400億ドル(約6兆円)を投じ、高度な防空システム「台湾の盾」を構築する方針を示した。米トランプ政権で安全保障担当補佐官を務めたロバート・オブライエン氏も、「頼総統の判断は完全に正しい」と支持を表明している。
香港大埔の宏福苑団地で大規模火災が発生。死者128人、89体の身元は未確認。救助や捜索が続く中、当局は設備業者への法的措置も検討中