(Graphs / PIXTA)
手術が高齢者の認知機能低下と性格や行動の変化に関連

麻酔で起こる精神障害、あまり知られていない副作用(下)

麻酔で起こる精神障害、あまり知られていない副作用(上)

スタンフォード大学とハーバード大学で学んだ麻酔科医で、統合医療の専門家でもあるカヴェ博士は、独特の視点から、手術への耐性は患者の「予備力」と大きく関係していると説明します。同氏の説明によれば予備力とは、血流の変動、組織損傷、その他の外傷に加わった時に、どの程度まで耐える能力があるかを示す用語だといいます。

予備力は栄養、体力、前向きな心理社会的特性によって向上します。しかし、心臓の予備力が検査可能であるのと異なり、認知面の予備力の評価はより複雑であるとカヴェ博士は述べます。つまり、麻酔後の患者のせん妄のリスクを完全に判断するのは難しいということです。

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