人民元建て債、海外勢の保有が11月まで3カ月連続で増加
[上海 15日 ロイター] – 外国人投資家による中国の人民元建て債保有高が11月まで3カ月連続で増加している。米中の金利差が過去4カ月余りで最低になったことなどが背景にある。
中国人民銀行(中央銀行)上海事務所によると、中国の銀行間市場で取引される債券のうち11月末時点の外国機関投資家の保有高は3兆4900億元(4912億ドル)で、1カ月前の3兆2400億元を上回った。
11月以降はドルの軟化で人民元の下げ圧力が和らいでいる上に、10年国債で比べた米中利回り差が足元で1275ベーシスポイント(bp)と7月末以来で最も小さくなった。米10年債利回りは、米連邦準備理事会(FRB)が利下げについて議論したなどと表明したことを受け、節目の4%を割り込んだ。
関連記事
日中関係の緊張が続くなか、訪日中国人旅行者の急減と並行して、日本人の訪中旅行も大幅に縮小。相次ぐキャンセルと日中間の航空便の大幅削減により、日本人旅行者数が9割減少しているという
内部関係者によれば、輸送の混乱が産業を直撃し、コスト増と輸出停滞を招く中、中国政府は供給確保を急いでいる
中国共産党(中共)当局はこれまで一貫して、政府債務リスクは全体として安全かつ抑制可能であると主張してきた。「2 […]
中露やイランが推進する「脱ドル化」と人民元の国際化。しかし最新データは、その勢いがロシア制裁による一時的な代用需要に過ぎず、既に下落に転じている実態を暴く。揺るがぬドルの覇権と人民元の限界を鋭く分析
トランプ政権が敵対的政権の金融センターを標的に定めたことで、中国に対する米国の「戦略的曖昧さ」の時代は終焉を迎えた