12月18日午後、林芳正官房長官(写真)は会見で、北朝鮮が同日朝に発射した大陸間弾道弾(ICBM)級のミサイルはロフテッド軌道で発射され、日本政府は同軌道によるミサイル発射への対応能力を強化してきていると述べた。写真は14日、都内で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

北朝鮮ミサイル、日本はロフテッド軌道への対応能力強化=官房長官

[東京 18日 ロイター] – 林芳正官房長官は18日午後の会見で、北朝鮮が同日朝に発射した大陸間弾道弾(ICBM)級のミサイルはロフテッド軌道で発射され、日本政府は同軌道によるミサイル発射への対応能力を強化してきていると述べた。

また、北朝鮮が繰り返す弾道ミサイルの発射は「断じて許すことができない」と述べるとともに、ロフテッド軌道による発射への対応も含め「日本全土を防衛できるように引き続き、万全を期していきたい」と語った。

一方、大阪関西万博の費用について、19日に自見英子万博担当相が公表するとした上で、費用の合理化に努めることで国民に万博開催について理解を得たいと説明。「すでにパビリオンの建設も開始されており、規模を縮小するということは考えていない」と語った。

▶ 続きを読む
関連記事
中国が東アジア海域で海軍と海警局の船100隻以上を展開した。 木原稔官房長官は、中国の軍事動向には「平素から重 […]
広島出身の石橋議員は、平和維持には抑止が不可欠とし、「核兵器の有無とその世界が平和であることとは切り離して考えるべき問題だ」「力による現状変更を思いとどまらせる抑止が不可欠だ」とし政府に対しNPT体制の維持と現実的な核軍縮努力を並行して進めるよう求めた
与那国島と台湾の間の空域を推定中国無人機が往復飛行し、空自戦闘機が緊急発進した。繰り返される無人機活動は、日本の防空態勢と台湾周辺の緊張の高まりを浮き彫りにしている
米国務省ピゴット首席副報道官がXで「尖閣諸島を含む日本の防衛へのコミットメントは揺るぎない」と投稿。外務省が即座に感謝を返し、日米同盟の結束を強調
高市首相の台湾有事発言を巡り、中国共産党政権は、尖閣への圧力と並行し、日本への留学・渡航自粛を警告。経済・軍事両面で圧力をかけている。日本政府は発言撤回を拒否し、冷静な対応を求めている。