12月22日、米政府は、米テキサス州とメキシコを結ぶ国際鉄道路線について、不法移民などの増加を受けて閉鎖していた2カ所の鉄橋を再開した。写真はメキシコ・コアウイラ州ピエドラス・ネグラスで22日撮影(2023年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

メキシコにつながる鉄道路線、米政府が再開 移民急増で一時閉鎖

David Shepardson

[ワシントン 22日 ロイター] – 米政府は22日、米テキサス州とメキシコを結ぶ国際鉄道路線について、不法移民などの増加を受けて閉鎖していた2カ所の鉄橋を再開した。

米税関・国境警備局(CBP)は18日、メキシコからの移民の不法越境などが急増しているとして、テキサス州イーグルパスとエルパソにあるこの鉄道路線の鉄橋を一時的に閉鎖すると発表した。

これを受けて、鉄道や農業関連業界からは物流が停滞するとの懸念が浮上、米議会でも輸出に影響が及ぶとの声が高まった。

ホワイトハウスはこの日、今後数日間、鉄橋は24時間稼働すると発表した。鉄道や穀物関連業界からは歓迎の声が上がった。

米国のトウモロコシや牛乳、米、大豆などの生産者は閉鎖により1日約100万ブッシェルの穀物輸出に影響が出ると推計していた。

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