【空き家や0円物件をタダで手に入れた人はどのくらいいる?】回答者537人アンケート調査

高齢化に伴い、深刻化しつつある空き家問題。地域によっては空き家問題を解決しようと、無料で空き家を提供するところも出てきています。そんな注目が集まっている空き家ですが、「空き家を実際に無料で手に入れている人はどのくらいいるのだろう?」、「どんな手段で空き家を手に入れたんだろう」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?

今回不動産メディア「幸せおうち計画」を運営する、株式会社AZWAY(本社:東京都豊島区、代表取締役:井口梓美)は、10代から60代以上までの537人を対象に「空き家や0円物件をタダで手に入れたことはあるか」についてアンケートを実施しました。 
 

調査概要

調査対象:10代から60代以上までの人

調査期間:2023年12月13日〜12月19日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:537人(女性 330人/男性 204人/その他3人)

回答者の年齢:10代0.5%、20代16.9%、30代31.1%、40代30.2%、50代17%、60代以上4.3%
 

調査結果サマリー

・タダで物件を手に入れた経験のある人は全体の約5%、そのうち別途費用が必要だった人は約6割

・空き家や0円物件の入手方法は「相続」が最多、5割弱が住居として使用

・空き家や0円物件を手に入れてから生活に変化があった人は約半数
 

タダで物件を手に入れた経験のある人は全体の約5%、そのうち別途費用が必要だった人は約6割

10代から60代以上までの回答者537人に「タダで物件を手に入れたことがあるか」について聞いたところ、「はい」と答えた人は28人という結果になりました。全体の5.2%に当たる人が、何らかの形で物件を0円で手に入れていることがわかります。

また、0円で物件を手に入れた人のうちリフォームや土地代などに別途費用がかかった人は16人(57.1%)、かからなかった人は12人(42.9%)という結果に。全体の6割弱の人が相続税や家具の処分代など何かしらの費用を支払っており、タダで物件を手に入れてもある程度のお金が必要になる場合が多いことがわかります。
 

空き家や0円物件の入手方法は「相続」が最多、5割弱が住居として使用

続いて、「空き家や0円物件をどのように入手したか」について聞いたところ、「相続」と答えた人が9人で最も多く、全体の32.1%という結果に。「家族・知人・友人などから譲り受けた」人も8人おり、全体の6割の人が相続や譲り受ける形で0円物件を手に入れていることがわかります。

一方、「地域の制度やプログラムを通じて手に入れた」が4人、「0円で購入」が3人おり、0円物件を手に入れるにも様々な方法があることがわかりました。もし相続や知人から譲り受けられる可能性がなくても、0円物件を手に入れる方法があるとわかります。

また、「手に入れた0円物件をどのように使っているか」という質問に対し、約半数の13人(46.4%)の人が「住居として使用」と回答。他には「賃貸物件として使用」している人が5人(17.9%)、「投資として使用」が1人(3.6%)となっており、自分が住めない場合にも有効活用している人がいるとわかります。

一方で、「その他」と答えた人が6人(21.4%)、「当てはまらない」と答えた人が3人(10.7%)おり、空き家を相続したものの、家の状態が悪く有効活用できずに困っている人や何らかの事情で空き家を持て余している人が3割程度いるという結果に。たとえ無料で家を手に入れても、場合によっては固定資産税や光熱費などの支出が嵩んでいく可能性があることがわかります。
 

空き家や0円物件を手に入れてから生活に変化があった人は約半数

最後に、「空き家や0円物件を手に入れてから生活に変化があったか」について聞いたところ、「はい」と答えた人が13人(46.4%)で、約半数という結果に。「はい」と答えた人の中には、「古い空き家を購入し、夫婦で納得できるリノベーションを行い大変満足している(30代女性)」や「いわくがあるイメージだったものの、空き家制度経由で購入したところ、特に心配はなかった(40代男性)」といった前向きな意見がある一方、「中に残っていた家財を処理するのが大変だった(30代男性)」や「実際に住まないため固定資産税の支払いが大変だった(30代男性)」といったマイナスの意見もありました。

 

手に入れた物件や当人の状況によって生活の変化はさまざまで、必要な人に最適なタイミングで渡ることや物件の状態が重要だとわかります。

 

まとめ

「タダで物件を手に入れた経験の有無」について聞いたところ、あると答えた人は全体の約5%にあたる、28人という結果に。そのうち別途費用が必要だった人は約6割おり、リフォーム費用や相続税、残されていた家具の処分代などがかかっています。家自体は無料でも土地代を支払ったという人もおり、0円物件を手に入れる場合にも何かしらの費用は発生すると思っておくのが安心です。

また、「0円物件を手に入れた経緯」は「相続」が最も多く、約3割の9人という結果に。0円物件を手に入れたうち5割弱が住居として使用したり、2割が賃貸や投資として活用するなど7割の人が0円物件を有効活用していますが、一部の人はそのまま放置の状態が続いており、固定資産税を払うなど出費だけが嵩んでいる人もいるとわかっています。

また、0円物件を手に入れてから生活に変化があった人は約半数いることがわかりました。変化の内容はポジティブなものばかりとは言い切れず、0円で手に入れても固定資産税や光熱費などの出費があるため、手に入れた人の状況や家の状態によってプラスにもマイナスにもなることがわかっています。

※全ての集計結果データは以下から閲覧可能です。
URL:https://azway.co.jp/media/house-for-free/

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株式会社AZWAYについて
株式会社AZWAYでは、「インターネットを通して誰かの暮らしを豊かに」を企業理念にライフスタイルに関するメディアの運営、及び不動産仲介事業を展開しております。

 

【主な運営メディア】
幸せおうち計画(https://azway.co.jp/media/) 

auiewo-建築家と家を建てたい人を繋げるメディア(https://auiewo.com/) 

注文住宅ラボ-家づくりの専門サイト(https://limore.co.jp/chumon-jyutaku/) 

リフォームのAtoZ(https://reformaz.co.jp/media/) 

マンション売却の道しるべ(https://mansion-uru.jp/)

会社概要
会社名:株式会社AZWAY

代表者:代表取締役 井口 梓美
所在地:〒170-0005 東京都 豊島区南大塚69-0075  ユースクエア高田馬場B1
設立:2016年9月
資本金:1,000万円