「見学するだけでも巨額の資産証明が必要な億ションが、この品質なのか」
中国のSNSで、そんなあきれ声が広がっている。
浙江省杭州市の超高級マンション「望天際」で雨漏りが発生した。
豪雨の後、ロビーの天井から大量の雨水が流れ落ち、床は水浸しに。スタッフが慌てて排水作業に追われる様子がネットで拡散した。
この物件は杭州でも有数の高級住宅として知られる。一部住戸は8千万元(約16億円)を超え、見学するだけでも巨額の資産証明が必要なことで話題になっていた。
開発会社は「排水溝にごみが詰まり、大雨で雨水があふれた」と説明している。しかしネット上で問題視したのは、雨漏りの原因よりも「新築なのになぜ」という点だった。
しかも雨漏りしたのは、将来住民が毎日利用する共用ロビーだ。「客に見せる場所でこれなら実際の住戸はどうなのか」「防水は住宅の基本ではないのか」SNSにはそんな疑問が相次いだ。
中国では近年、高級住宅の品質問題がたびたび話題になる。上海では高額マンションで大量の虫が発生し、湖南省長沙市では高級住宅で天井のひび割れや大理石の不具合が問題となった。深圳でも外壁の膨らみやタイルの落下を報告している。
安かろう悪かろうならまだ分かる。しかし億ションで雨漏りとなれば話は別だ。超高級マンションで起きた今回の騒動は、「高い家なら安心」という常識に改めて疑問を投げかけている。
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