中国共産党の重要会議「両会」期間中、多くの反体制派や陳情民は当局によって不法に拘束され、自由を奪われた。画像は江蘇省出身の陳情民・楊麗さん、彼女は持病の腎臓病の治療のため北京へ行ったが、現地当局が派遣する陳情阻止要員によって意識を失うほどの暴力を振るわれた後、強制的に地元へ連れ帰された。(NTD新唐人テレビの報道番組より)

「両会は、閉幕したものの」 今も拘束され、行方不明になっている地方からの陳情者たち=北京

7日間にわたって開催された中国共産党の重要会議「両会」は今月11日に閉幕した。

「両会」期間中、多くの反体制派や陳情民は当局によって不法に拘束され、自由を奪われた。しかし、なかには「両会」が閉幕した今もなお消息不明の人もいる。

四川省出身の陳情民、吉略鑫さんは今月2日夜、北京で警察に捕まり、ホテルを転々としながら軟禁をされている。今もなお自由になれない彼女は11日、「助けて」とSOSメッセージを発信した。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の夜空でドローンが「謎の霧」を散布。十数省で相次ぎ報告され、焦げた臭いに住民が騒然。当局は沈黙したまま…何が起きているのか。
中国の鉄鋼業は不動産不況やインフラ投資減速により縮小傾向。2025年までに鉄鋼輸出が5割減少すると指摘している
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
中共外交部の報道官が数日間にわたり、サンフランシスコ平和条約(1951年)の合法性を否定し、国際法上の効力を持つのはカイロ宣言とポツダム宣言であると強調したことが、国際社会や法学界で議論を呼んでいる。日中間で「台湾有事」をめぐる外交的緊張が高まるなか、事態は新たな局面に入った
中国河南省で転落事故後に死亡した14歳少年の臓器提供を巡り、母親が「手はまだ温かかった」と疑念を示した。死亡判定や手続きの透明性にネット上で関心が高まり、事例は国内で波紋を広げている。