眠りの質を高めるために!食べるとよく眠れない7つの食べ物

食事は睡眠障害の多くの原因のひとつです。 よく知られているアルコールやカフェイン飲料のほかにも、眠りを浅くする一般的な食べ物や飲み物がありますが、それが睡眠の質をどれほど破壊するか、必ずしも多くの人が気づいているとは限りません。専門家の意見を聞いてみましょう。

『ハフィントン・ポスト』紙によると、多くの人が睡眠に問題を抱えていますが、その原因となっている食品が何なのかを知らない場合があると言います。ある専門家によると、以下に挙げる7つの食品が、睡眠障害の引き金になる可能性があるといいます。これを知れば、きっとあなたも驚くことでしょう。

辛い食べ物

米インディアナ睡眠センターのアビナフ・シング医学部長によると、夜間、普段食べているものより辛いものを食べると胃酸が増えると言います。それが胃酸の逆流を誘発する可能性があり、その結果、眠れなくなるそうです。

シング氏の説明によると、胃酸は日中よりも夜間の方が自然に多くなり、それがさらに増えると睡眠障害を引き起こす可能性があると言います。また、辛いものを食べると体が熱く感じ、これも睡眠に影響します。

アリゾナ不眠・睡眠研究所のメディカル・ディレクター兼睡眠内科医であるルチール・P・パテル医学博士も同様な意見を述べています。

パテル氏:「就寝間際に辛いものを食べると、胃酸の逆流が起こり、脳が過剰に警戒するようになることがあります」

過度に辛いものを食べると、睡眠に影響します(gontabunta / PIXTA)

アイスクリーム

医学顧問のラジ・ダスグプタ氏によれば、アイスクリームのような糖分の多い食べ物は、血糖値の変動や胃腸障害を誘発し、眠れなくさせると言います。それが睡眠時間において目を覚まし、リラックスし入眠するのを難しくします。

牛乳

映画やテレビドラマ、絵本などでは、親が寝る前に子供に牛乳を飲ませますが、実際の生活では、牛乳を飲むと眠りにつきにくくなるとパテル氏は言います。

パテル氏は、牛乳は胃酸の逆流を引き起こす可能性があり、それは大人にも子供にも起こりうることだと説明しました。牛乳に含まれる乳糖が問題を引き起こす可能性があるそうです。もし、あなたが胃酸逆流の傾向があるのにもかかわらず、夜に牛乳を飲みたい場合は、乳糖を含まない植物性ミルクを選ぶのが良いでしょう。

夜に牛乳を飲むと寝つきが悪くなるだけでなく、睡眠中に悪夢を見る傾向があります。

エポック・タイムズは以前、カナダのモントリオール大学の心理学者トーレ・ニールセン氏が2015年に、食習慣と睡眠、夢に関する研究を行ったと報じました。

この研究では、約400人の大学生を対象に、睡眠や食事などさまざまなテーマについて調査を行い、食品が夢に影響すると思うかどうかを尋ねました。

その結果、参加者の約18%が、寝る前に特定の食品を食べると奇妙な夢や不穏な夢を見ると思うと答えました。その中でも上位にランクインしているのが、牛乳、チーズ、ヨーグルト、アイスクリームなどの乳製品です。

牛乳は胃酸の逆流を引き起こし、睡眠を妨げる可能性があります(jazzman / PIXTA)

ピザ(またはトマトソースを含む食品)

パテル氏によれば、ケチャップは胃酸の逆流を誘発し、それが辛い食べ物と同じような役割を果たしていることに、多くの人は気づいていないと言います。 つまり、夕食にピザやパスタを食べると、眠りにつきにくくなる可能性があるということです。

「就寝の3時間前には、ナトリウムや飽和脂肪酸を多く含む食品(ピザなど)は食べない方がよいのです。なぜなら、そのような食品は消化に時間がかかるため、睡眠に影響を及ぼすからだ」とパテル氏は述べています。

ハンバーガー

シング氏は、脂っこいピザと同じように、ハンバーガーも消化に時間がかかる食べ物だと言います。そのため、同じように睡眠を妨げる可能性があり、特にケチャップが含まれている場合は、睡眠を妨げるとされる、胃酸の逆流を誘発するのです。

彼はまた、どうしても夜間にハンバーガーを食べたいなら、消化に良いレンズ豆のベジバーガーを選ぶことを勧めています。もし、ビーフバーガーを食べたいなら、赤身の肉を選ぶようにするそうです。

ハンバーガーは消化に時間がかかる食品のため、睡眠障害を引き起こす可能性があります(gontabunta / PIXTA)

ビタミンウォーター

多くの人がカフェインは睡眠の妨げになることを知っていますが、パテル氏によれば、自分が飲んでいる飲料にカフェインが含まれていることを認識している人はそう多くないと言います。例えば、ビタミンウォーターのような飲み物には最大50ミリグラムのカフェインが含まれています。

シング氏もまた、電解質のドリンクの中には、カフェインを含むものもあると補足しています。

ミント

食後にミントを食べたり、ミントティーを飲んだりすることは無害のように考えられていますが、シング氏によれば、ミントは胃酸の逆流を引き起こすため、人によっては睡眠障害を引き起こす可能性があると言います。 この関係には多くの人が気づいていない可能性が高いです。

上で挙げた7つの食品は夜間に食べてはいけないので、夕食には何を食べるのがベストなのでしょうか?  3人の専門家とも、複合炭水化物、繊維質、赤身の肉を含む食事をとるべきだと言います。食物繊維が豊富な複合炭水化物には、野菜、玄米、豆類、全粒穀物、キヌアなどがあります。

ダスグプタ氏は、これらの食品は消化が良いだけでなく、睡眠にも良いと説明しています。 またシング氏は、食事のタイミングも重要だと付け加え、就寝間際に夜食をとる場合は、300キロカロリー以下に抑えるのがベストだとアドバイスしています。 夜食の例としては、繊維質と不飽和脂肪酸を含むナッツをひとつかみ食べるのがよいと言います。

陳俊村