2024年3月10日、北京大会堂で行われた中共全国政治協商会議の閉会式の入り口を通り過ぎる警備員(Photo by Jade Gao / AFP)

重要会議「三中全会」が見送り 党内汚職は江沢民派と関係あり=情報筋

中国共産党(中共)の両会は既に終了したが、同じく重要な会議である三中全会の開催は見送られた。理由は江沢民元中共党首の長男である江綿恒氏が軍の汚職に関与しているからだと主張している。

軍部汚職の清算作業で元最高権力者の息子が巻き込まれ、習近平政権が処理をめぐって苦慮しているというのだ。

3月12日、豪州在住の自由主義学者である袁紅冰氏は、戦略支援部隊の元司令官・巨乾生氏とロケット軍の元政治委員・徐忠波氏が調査過程で他の関係者を暴露したため、粛清の規模が大きくなり、これにより大規模な粛清を終わらせることができず、結局、三中全会が開かれなかったと述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
台湾の著名司会者・蔡康永氏が民進党候補の選挙集会に出席したことで、中国での広告やインタビュー記事、番組が相次いで削除された。元産経台北支局長矢板明夫氏は、中国で稼ぐことは「悪魔から小遣いをもらうようなものだ」と指摘
中国共産党がチベットでドローンや顔認識、AIを組み合わせた監視体制を拡大している。法輪功学習者への監視や、生体認証・予測型警務、海外への統治手法の広がりも報告されている
習近平の健康状態をめぐり再び注目が集まっている。米メディアは、訪米時に中国側が5時間の休憩時間や専用休憩室を求め、歩行距離や立っていられる時間まで考慮して日程を組んだと報じた
習近平の9月の訪米で、中国側がホワイトハウス内の専用休憩室を要請し、日程には約5時間の空きが設けられたと米紙が報道。健康状態への関心が再び高まっている
中国共産党では第21回党大会に向けた人事が動き始めている。高級幹部の高齢化と世代の断層を背景に、1970年代生まれの幹部が中央委員会にどこまで進出するのか。習近平体制の人事と有力候補を分析