香港の新治安条例がスピード可決へ 周庭さん懸念示す「日本人や企業にも悪影響」
香港の立法機関「立法会」では15日、中国共産党の影響を強く受ける治安条例の一週目の審議を終えた。「スパイ罪」や「国家転覆罪」などの法定刑を大幅に引き上げ、弁護士との接見も制限する。早ければ3月中に可決する。有識者は基本的人権への侵害に懸念を示している。
今回の立法は、香港の最高法規である「基本法」の第23条に関するもので、中国共産党に反対する行為を取り締まることが主要な目的だ。「反逆」「反乱、煽動、裏切り」「国家機密の窃取とスパイ行為」「国家安全を脅かす破壊活動」「外国勢力の干渉」の5つの重罪が設けられたが、いずれも定義は非常に広範で曖昧であると指摘されている。
香港の立法会は13日、わずか7日間で合計181条の条文からなる法律案をまとめた。香港の行政府は40項目に及ぶ修正案を提出し、より規制を厳しくする内容に修正。15日に一読会を終えた。香港の立法会では親中派が多くの議席を占めており、早ければ3月中に可決・成立となる。
関連記事
台湾の頼清徳総統は22日にアフリカのエスワティニを訪問する予定だったが、出発前に日程の取り消しを発表した。航路が通過する他の3か国が、中国共産党(中共)の圧力を受けて飛行許可を撤回したためだ。
台湾の頼清徳総統が4月22日から予定していたアフリカ南部エスワティニへの公式訪問が、中国共産党(中共)からの圧力を受けた経由国による飛行許可の取り消しを受け、急きょ見合わせとなった。頼総統は、外部からの妨害によって台湾の姿勢が変わることはないと反発している
香港政府が、香港紙「アップルデイリー」創業者の黎智英氏を巡り、国家安全犯罪に関連するとする資産の没収を高等裁判所に申請していたことが明らかになった。対象額は少なくとも1億2700万香港ドル(約24億4千万円)で、7月8日に審理が行われる見通しだ
中共の官製メディアは、自主開発した海底ケーブル切断装置が水深3500メートルの深海で試験に成功したと明らかにした。専門家は、この技術が台湾やグアムの戦略安全保障を脅かしかねないとして、国際的な連携強化と制裁措置の整備を訴えている
米インド太平洋軍司令官のサミュエル・パパロ氏は4月21日、台湾の頼政権が提案した追加の防衛予算に対して最大野党・国民党が難色を示している状況を念頭に、米国の台湾防衛への関心は「台湾自身の関心を上回ることはできない」と強調し、予算の早期成立を促した