2024年3月、広東省広州市にある道教寺院「黄大仙祠」で跪いて拝み、自身が受けた被害を泣きながら訴える中国の民衆。(SNSより)

「泣き廟」が広州にも出現 ますます広がる、民衆が被害や冤罪を神仏に訴える社会現象=中国

中国における廟(びょう)とは、通常は仏教寺院を指すものではなく、中国の土着信仰が混在した宗教施設を指す。儒教の孔子を祀った孔子廟。三国志の英雄・関羽を祀った関帝廟。土地神を祀った城隍廟などがある。

中国の民衆にとって身近な信仰の対象であるそれらは、日本でいうところの「天神さま」や「観音さま」の語感にちかい。祭祀のあるときなどに近所の廟に詣でることは、中国の人々の楽しみであり、日常生活の潤いにもなっている。

したがって「泣き廟(哭廟)」という言葉は、本来、中国語にはない。

▶ 続きを読む
関連記事
中国でAIドラマが急増。人を使わず作れる時代に...俳優の仕事が一気に消えている
中国の大手自動車情報サイトのアカウントが突然制限。自動運転テストとの関係も指摘されるが理由は説明されず
「ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)」第10回首脳会議が21日、コロンビアで開催された。中国共産党の習近平は出席する代わりに、書面による対応にとどめた。この対応をめぐり、米国の国家安全保障上の圧力が強まる中、中共が対外戦略が後退しているのではないかとの見方が浮上している。
中国で若者がショッピングモールを離れ農村の市場へ? 節約だけでなく癒やしを求める動きが広がっている
中国で調査記者が急死。児童誘拐事件の逮捕発表直前という異様なタイミング。過去にも社会不正を追った記者の不審死や拘束が相次ぐ。調査報道は命がけだ