EU、ロシア・ベラルーシからの穀物輸入に関税賦課提案
Philip Blenkinsop
[ブリュッセル 22日 ロイター] – 欧州連合(EU)の欧州委員会は22日、ロシアとその同盟国ベラルーシから輸入する穀物に関税を課すことを提案した。両国の穀物収入を抑制するほか、数カ月にわたって安価な輸入品に抗議している域内農家をなだめる狙いがある。
世界的な供給に支障をきたさないよう、EU域内を経由して他国へ輸出される穀物については引き続き通過を認めるという。
貿易業者は今週、ロシアとベラルーシからの穀物輸入は比較的少ないため、関税導入はほとんど象徴的なものだと指摘していた。
しかし欧州委は、ロシアの全体的な小麦輸出量が3500万トンから5000万トンに増加していることから、輸入が増加するリスクがあると説明した。関税は穀物1トン当たり95ユーロ(102.76ドル)、油糧種子が50%となる。EU各国政府の承認後に適用される。
関連記事
欧州金属協会がEU本部前に棺を並べ、中国製部品の安値流入への対策強化を要求。欧州製造業の空洞化や雇用喪失への懸念が高まる中、EUの対中貿易措置の行方に注目があつまる
ベルギー検察は、半導体メーカーBelGaNの元幹部をスパイ活動の疑いで拘束した。窒化ガリウム半導体の知的財産や営業秘密が中国企業に流出した可能性を捜査
EUはグリーンランドに2億ユーロを投資すると発表した。通信、クリーンエネルギー、重要鉱物を重点分野とし、北極圏で存在感を強める中国共産党とロシアへの警戒も背景にある
軍も産業もエネルギーなしには動かない。脱炭素を急ぐEUと、エネルギー・産業基盤を確保する中国共産党。その差が、ヨーロッパの防衛力と戦略的自立を左右している
ロシアのプーチン大統領と会談した後、トランプ米大統領の特別代表を務めるスティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏は9月6日、キーウでウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。