ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は記者会見で元通訳の不正行為について語った (Photo by Michael Owens/Getty Images)

大谷翔平、元通訳の不正語る「僕の口座からお金を盗んだ」肩代わりを否定

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は26日、ドジャーススタジアムで11分の記者会見を開き、違法賭博関与で解雇された元通訳水原一平氏について語った。大谷選手は、自身は一切のギャンブルに関与していないと強調し、水原氏によって口座から資金が盗まれていたことを明らかにした。

大谷選手は、「僕自身も信頼していた方の過ちというのは悲しく、ショックです」と心情を吐露。水原氏が口座から無断で資金を引き出し、違法賭博に送金していたことを非難した。また、水原氏が当初、大谷自身がギャンブルの借金を肩代わりしたと主張していたことについて、「完全な嘘」と一蹴した。

大谷選手は先週まで、水原氏のギャンブル行為や、自身の口座から不正な送金が行われていたことを全く知らなかったという。韓国での開幕戦後のチームミーティングで状況を知らされ、その後ホテルで水原氏と直接話をしたことで事態を把握。弁護士を通じてドジャースに連絡し、水原氏はチームから解雇された。現在、メジャーリーグベースボール(MLB)と米国内国歳入庁(IRS)も調査を開始している。

水原氏は2013年から大谷選手の通訳を務め、公私ともに交友があった。違法賭博について当初、水原氏は大谷自身が借金の肩代わりをしていると主張したが、一変させ、大谷選手は関わっていないと述べていた。

水原氏の不正送金は、オレンジ郡で違法なブックメーカー事業を行っていたとされるマシュー・ボーヤー容疑者の仲間の口座に行われていた。現地スポーツ紙ESPNによれば、この違法賭博の捜査過程で水原氏の名前が浮かんだという。

大谷選手は「シーズンに集中したい」と述べ、今後は弁護士に一任しつつ、捜査には全面的に協力する意向を示した。世界最高額の7億ドル(約1050億円)で契約したドジャースでの初シーズンを前に、信頼していた通訳による裏切り行為が明るみに出た格好だが、大谷自身に不正行為への関与はないとみられている。

関連記事
独立記念日の連休を迎える中、米国東部は今年最も激しい熱波に襲われている。「ヒートドーム」現象の影響を受け、ニューヨークの7月2日の最高気温は摂氏40度に迫り、体感温度はさらに高い44度に達した。
ニューヨーク州の医療従事者へのワクチン義務化を巡り、最高裁が宗教上免除の撤回を支持した判決の上告を棄却。ゴーサッチ判事らは、違憲な州法によって連邦法が保障する個人の権利が奪われかねないと強く批判した
米国最高裁は、投票日後に届いた郵便投票の集計を認めるミシシッピ州法を支持する判決を下した。不正リスクを懸念する保守派と、有権者の利便性を重視するリベラル派の対立など、選挙の公正性を巡る議論を解説する
米最高裁は、女子スポーツへの男子(トランスジェンダー女性)の参加を禁止する州法を支持する判決を下した。この判断はタイトル・ナイン(教育改正法第9編)に基づき、生物学的性別の区別を容認したものである
米司法省が、ネビル・ロイ・シンガム氏をめぐり大陪審捜査に着手したと米メディアが報じた。中国との資金移動や左派系団体への資金提供をめぐる疑惑が焦点となっている