3月26日、ニュージーランド、オーストラリア両国は、中国政府の支援を受ける集団による悪質なサイバー活動に懸念を表明した。写真は2017年5月撮影(2024年 ロイター/Kacper Pempel)

NZと豪州、中国を後ろ盾とするサイバー活動非難

Lucy Craymer

[ウェリントン 26日 ロイター] – ニュージーランド(NZ)、オーストラリア両国は26日、中国政府の支援を受ける集団による悪質なサイバー活動に懸念を表明した。NZ政府は2021年に議会関連機関が被害に遭ったことも明らかにした。

NZのジュディス・コリンズ通信保安局(GCSB)担当相は「民主的な制度やプロセスに干渉するために、サイバー技術を駆使したスパイ活動を行うことはいかなる場所でも容認できない」と強調。

オーストラリアのウォン外相とオニール内相も声明で、民主的な制度やプロセスを執拗(しつよう)に標的にする行為はオーストラリアのような民主的かつ開放的な社会への影響が必至だとした。

コリンズ氏によると、21年に議会関連機関を標的にサイバー活動を行ったのは中国政府の支援を受ける「APT40」と呼ばれる集団。中国国家安全省と関係があるという。内部ネットワークに侵入した直後に遮断したと説明した。

米英両国も25日、中国による広範なサイバースパイ活動の実態を明らかにするとともに、関与したとするハッカー7人の訴追や関連制裁を発表。

中国国家安全省傘下とする「APT31」と呼ばれるハッカー集団が、ホワイトハウスのスタッフや米上院議員、英議員などを標的にしたと指摘した。

関連記事
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、世界の中央銀行は7月、金を純額で23トン購入した。これは年間を通じた全体的な傾向に沿った動きである。
米朝接近の兆しが強まっている。トランプ氏は金正恩氏との年内会談に意欲を示し、水面下での接触も指摘される。米朝交渉が動き出したとき、拉致問題をどう動かすのか。専門家が指摘したのは、米国の国益と拉致問題を結ぶ外交戦略と、日本の「情報戦」だった
台湾で暮らすため、結婚まで利用する。中国人男性の偽装結婚が問題に。背景には、経済不安と自由への憧れがある
米国のウィトコフ特使とトランプ大統領の義理の息子であるクシュナー氏が6日、キーウに到着し、ロシアとウクライナの […]
米国の海上封鎖と強力な経済制裁により、深刻な経済危機に直面するイラン。石油輸出の激減や通貨安が進み、ホルムズ海峡を巡る交渉力も低下する