2024年3月5日、全国人民代表大会の開会式の後、中国共産党軍のバンドメンバーが北京の人民大会堂を後にした。(Kevin Frayer/Getty Images)

中国経済政策の行き詰まり:分析と展望

 

年次「両会(中国独特の政策決定制度)」会議では、党の指導部が具体的な議題を提示できず、これが北京が今後どのような行動を取るべきか模索している状況を物語っている。 

中国が急速な発展を遂げてきた時代には、議題の少なさがそれほど問題とならなかった。しかし、不動産危機、輸出不足、人口減少、信頼喪失、外国との敵意の増加など、巨大な課題に直面している今、大胆な指針が求められているので、北京はこれまで以上に、行動を起こし、将来の行動計画を示す必要があった。しかし、両会でこの必要性に対応できなかったことは、中国の指導部のアイデアが尽きていることを示唆している。 

▶ 続きを読む
関連記事
米中間選挙において、身内に距離を置かれたオバマや遊説を避けたバイデンに対し、トランプは自ら「最高応援団長」として猛烈に全国を駆け回る。逆風の世論調査にも怯まず、強気に自らを売り込む姿を追う
米中間選挙後、米国とイスラエルがイランへの大規模攻撃を再開する可能性が浮上。72時間の集中攻撃やナタンズ近郊の地下核施設が焦点となる中、イランは周辺国との外交交渉を進める一方、ホルムズ海峡封鎖やミサイル攻撃を切り札としている
米露中首脳会談の背景やウクライナ和平の現実、そして身勝手なダブルスタンダードを続けるヨーロッパに対するトランプ政権の冷徹な現実主義を解説した論考
中共の五中全会を前に、全国政協副主席の胡春華が重要会議を欠席し、失脚説や家族の連絡途絶説が浮上した。中共内部関係者は体調不良が理由だと説明する一方、政治的復権は困難との見方を示した
米軍が2026年の部隊配置を見直し、インド太平洋地域で中共軍への対抗を強化。第1列島線を重視し、日本・フィリピンとの連携や長距離ミサイルの配備を進めている。台湾有事を見据えた米軍の戦略とは