2021年5月17日、米カリフォルニア州サンラファエルにあるAT&T (Justin Sullivan/Getty Images)

闇サイトに7300万人の顧客情報流出か 米AT&T、調査を開始

米通信大手AT&Tは30日、約7300万人の顧客または過去の顧客の個人情報がダークウェブ(発信元を隠して情報をやりとりするネット空間・闇サイト)上に流出したため調査を始めたと発表した。

AT&T(エイ・ティー・アンド・ティー)によれば、約2週間前に現在の顧客約760万人と過去の顧客約6540万人の情報がダークウェブ上で公開されていたため、調査を開始したと明らかにした。漏洩した情報の種類は顧客やアカウントによって異なるが、社会保障番号やパスコード、住所、電話番号などが含まれているという。

データがAT&Tから流出したのか、取引先から漏れたのかはわかっていない。同社によれば、システムへの不正アクセスは、現時点では見つかっていないという。

▶ 続きを読む
関連記事
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
次期米大統領選の鍵を握るZ世代。彼らは傍観者ではなく、困難な経験から育まれた切迫感と多様な意見で政治を動かし始めている。既存政党は彼らの「言葉」を理解し、対応できるのかを問う
2021年1月6日のアメリカ議事堂襲撃事件前夜、コロンビア特区でパイプ爆弾を設置したとされる男が約5年ぶりに逮捕された
ファイザー社の開発中のmRNAインフルエンザワクチンに、FDA長官は「効かない製品は承認しない」と明言。論文から不利なデータが除外されていたとして、学術的な誠実性の欠如も批判されている
デル・テクノロジーズのマイケル&スーザン・デル夫妻が、トランプ政権の「インベスト・アメリカ」構想に62.5億ドルを寄付。2500万人の子供に初期預金250ドルを提供