トヨタ自動車の北米部門は、第1四半期の新車販売は20%伸びの56万台だと発表。トヨタのセコイア2024年モデル(李奧/大紀元)

北米トヨタ 米国での新車販売台数20%伸び

トヨタの北米事業体であるTMNAは、2024年第1四半期の米国での新車販売台数が約20%伸びたと報告した。

経済性の高いセダン、クロスオーバーSUVとピックアップトラックに対する需要拡大が背景。特に、ハイブリッド車やEV(電気自動車)、水素燃料電池車を含む電動車の販売は約74%増加した。

第1四半期に米国での自動車販売台数は56万5098台で、前年同期の46万9558台から大幅に増加した。

RAV4クロスオーバーの販売台数は12万4822台と急増し、前年同期比47.4%の伸びとなった。TMNAのベストセラー車としての地位を保った。

ハイブリッド車、EV、水素燃料電池車の販売台数は20万6850台で、総販売台数の36.6%を占めた。トヨタのディーラーは、米国で27車種のトヨタおよびレクサスのEVを扱っている。

3月には、米国での自動車販売台数21万4894台、前年同月比および日販(DSR)で21.8%増加した。EVの月間販売台数は7万8157台で、総販売台数の36.4%を占めた。

高級車レクサスの3月の販売台数は3万0771台、販売台数とDSRで16.7%伸びた。第1四半期に、レクサスの新車販売台数は7万8471台、15.0%の増加を見せ、DSRでは12.0%増となり、第1四半期としては過去最高の業績を達成した。

TMNAの副社長ジャック・ホリス氏は、「トヨタとレクサスの27車種に及ぶEVの幅広いラインナップのおかげで、3月と第1四半期を通じてお客様からの需要が増加し続けている」と述べた。

トヨタは、ランドクルーザーや4Runner(日本名:ハイラックスサーフ)、タンドラ(北米で販売)、プリウスなどの長く愛されている車種をリニューアルしてきた。

ホリス氏は、今年の後半には、ハイブリッド搭載の新型タコマ(2024年モデル)や、ハイブリッド搭載の新型ランドクルーザー(2024年モデル)、新型カムリ(2025年モデル)を含む「20種類以上の新型車、改良型車、特別仕様車を導入する準備を進めている」と明かした。「お客様のライフスタイルやニーズに合った電動化の選択肢を提供する」としている。

関連記事
アップルは中国サイト天猫(Tmall)で大規模な割引キャンペーンを開始した。値下げによって高級スマホ市場での地位を守り、ファーウェイ、vivo、Xiaomiなどの国内メーカーからの競争を乗り越えようと努力している。
中国経済の失速が顕在化するなか、外資企業の国外「脱出」が続いている。では、中国当局が発表した経済データは信じるに値するのか。中国人や中国資本が大挙して国外に出ている背景にあるのはどのような問題か。
中共が4月30日に開催した中央政治局会議では、中国における経済問題に対処するためのより効果的な政策が発表されるはずだったが、経済にほとんど実質的な効果をもたらしていない既存の政策の焼き直しに過ぎなかった。
鉄道は長旅にも最適で、米経済の中心的な産業だった。しかし、利権絡みで、政府が自動車に重点を置き換えた。ところが今では、バイデン政権が旧来の自動車を切り捨て、懸念点が多いEVを推進している。
  今週、中国製品への追加関税を課すとの宣言の後、ホワイトハウスは5月16日に、米国の太陽光エネルギ […]