2024年5月10日、EU商工会議所が発表した「2024年の欧州企業の中国ビジネス信頼度調査」によると、中国が前年に国境を開放したにも関わらず、欧州企業の中国市場に対する信頼感は依然として低下傾向にあるという。写真は中国の工場のイメージ (Photo credit should read STR/AFP/Getty Images)

中国市場での投資信頼度が過去最低に=2024年の欧州企業の中国ビジネス信頼度調査

EU商工会議所が発表した最新の「2024年の欧州企業の中国ビジネス信頼度調査」によると、中国市場での欧州企業の投資信頼度は過去最低にまで落ち込んでいる。

多くの企業がビジネス環境の悪化と規制の障壁に直面しており、経済の不安定性と政策の不透明性が中国市場への信頼を損なう一因となっている。

EU商工会議所の5月10日発表の最新報告書によると、コロナ禍後の2023年、中国の国境開放後も欧州企業の中国市場への信頼は下落を続け、かつてないほど低い水準にまで落ち込んでいる。多くの企業が、中国でのビジネス環境が以前よりも難しくなったと感じている。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の農村部にある中小銀行が2025年に670行減少し、1年間で18.6%減った。景気低迷や中小企業の経営悪化、不良債権の増加を背景に、銀行の合併・再編が加速している
中国不動産の販売額上位10社で国有系が9社を占め、民間は浜江集団のみとなった。低金利調達と政策支援を背景に国有系が土地市場も主導し、民間勢は後退している。
中国では7月、景気減速を背景に原油処理量が前年同月比15.8%減、石炭生産も10.1%減少した。発電量は約3年ぶりに前年を下回り、消費と投資の低迷がエネルギー需要を押し下げている。
米外交問題評議会(CFR)のフロマン会長は、中共が過去20年間に築いてきた「輸出主導型」の経済モデルはすでに行き詰まっており、世界的な経済危機を引き起こす可能性が高いと警告した
中国政府は巨額の貿易黒字に伴う人民元高の抑制と通貨の国際化を目的に、海外投資枠(QDII)の拡大やパンダ債市場の開放といった規制緩和を進めている。輸出競争力の維持と基軸通貨化を狙う中国の金融戦略を解説する