米国会 (Madalina Vasiliu/The Epoch Times)
移民問題は米国を分断

米上院、再び国境法案を否決、2024年選挙前の政治論争激化

5月23日、米国上院は再び国境法案を否決した。この法案は、以前共和党によって2月に阻止されており、その際には対外援助計画に組み込まれていた。上院多数党院内総務のチャック・シューマー議員が再提出し、投票を行ったが、共和党はこれを2024年選挙前に民主党の声を高めるための政治的行動と批判した。最終的に「2024年国境法案」は50対43の投票結果で否決された。

法案には200億ドルの国境安全資金が含まれており、7日間連続で1日平均5千人の不法移民が発生するか、1日で8500人を超える不法移民が発生した場合に国境を閉鎖するメカニズムが設けられている。支持者は、これによりバイデン大統領に国境閉鎖の権限が与えられ、フェンタニルの越境流入を防ぐための新たな資金が提供されると主張している。シューマー氏は投票前に「これは我々が国境問題に取り組む決意を示す機会だ」と述べた。

一方、反対者は、この法案が状況を悪化させる可能性があり、特に条項が毎日5千人の不法移民の入国を許す可能性があると指摘した。投票後、バイデン大統領は法案の否決を非難し、「国境安全や移民システムの修復に関心があれば、歴史上最も厳しい国境施策を支持するだろう。今日、共和党は党派政治を国の安全よりも優先させた」と声明を出した。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ米大統領の末息子、バロン・トランプ氏が20歳の誕生日を迎えた。10歳で注目を浴びてから月日が流れ、現在はNY大学の2年生。高身長と控えめな私生活で知られる彼の近況と、今後の動向に注目が集まる
イランを支持する組織が「海外の他の米国の権益」や世界各地の米国人を標的にする可能性があると、警告は伝えている
米連邦下院は20日「中国の国連再編戦略の内幕」と題する調査報告書を公表し、中共が国連における自国の地位をいかに操作し、米国の利益を損ないながら自らの国際的野心を推進しているかを明らかにした。
TP-Link創業者・趙建軍氏が、米国の「トランプ・ゴールドカード」で永住権を申請したとの報道。中国のネットユーザー(小粉紅)からは「裏切り者」と激しい批判
トランプ政権がロシアとの関係改善を急ぐ真意とは。ウクライナ戦争終結の先にある、中ロ離間による「中国包囲網」の再構築と、米国第一主義に基づく新たな地政学戦略の実態に『Politico』の分析から迫る