ごぼうは癌と炎症の抑制や鎮痛に役立ち、便秘、肥満、皮膚病等様々な健康問題を改善する効果がある(keiphoto / PIXTA)

医師が語るがん緩和の秘訣 ごぼうスープの力

ごぼうは健康促進の食材として知られている上、薬の材料としても使い道が広くあります。がんと炎症の抑制や鎮痛に役立ち、便秘、肥満、皮膚病など様々な健康問題を改善する効果があります。この記事では、ごぼうの効能及び漢方医からのお勧めの食べ方をご紹介します。

 

研究によると、ごぼうの根っこに血液の毒を解く活性成分が含まれていることが分かりました。この成分は皮膚表面の血液循環を促進し、肌の状態を改善して、湿疹治療に効能があります。それ以外に、酸化作用や糖尿病を阻止する化合物も含まれています。

さらに、ごぼうの種から抗炎症の化合物が発見され、膵臓がんなどの腫瘍の成長に強力な抑制作用を発揮することがわかりました。他にも、ごぼうの葉っぱから、口腔内微生物の成長を抑制する活性成分が抽出されました。

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