中国当局の隠蔽か? 貿易収支データに大きな誤差、米が釈明要求
米国財務省は6月20日に公表した「半年ごとの外貨報告」において、中共(中国共産党)に2023年の貿易収支に関する2つの公式報告の数字の大きな違いについて説明を要求し、さらに為替レートの透明性の向上を促している。
中国の実際の貿易収支のデータが、国際社会から注目されている。
中共税関が2024年上半期に公表したデータによると、2023年の中国の貿易収支は8230億ドル(約131兆4372億円)に上る一方で、中共外貨管理局が公表した貿易収支は5940億ドル(約94兆8558億円)となっており、約2300億ドルの開きがあり、これは中国のGDPの1%以上に相当する。
関連記事
中国の著名経済学者・高善文氏が死去。GDP統計に疑問を呈した後、習近平指示で調査対象となったと米紙が報道。発言機会の制限や講演中止が続き、晩年は公の場から遠ざかっていた
不動産バブル崩壊、消費低迷、投資減速。中国経済は次の成長エンジンを見いだせるのか。専門家は、AI「DeepSeek」のような技術革新だけでは構造的な課題は解決できないと分析。さらに「最大の足かせは共産党体制そのもの」と指摘する
中国市場の低迷と地元EV勢の台頭により、VW・BMW・ベンツの販売が3割超減。内燃機関依存や若年層ニーズの変化が影響し、各社は戦略転換と製品削減を迫られている
中国の自動車ディーラーは経営圧力が強まっている。7割超の店舗が上半期の販売目標を達成できず、販売員の収入減や管理職給与ゼロの動きも伝えられている
中共が採算を度外視してまで輸出を支え続ける理由は、単なる利益ではない。雇用、外貨、過剰生産、そして世界市場での主導権という、政権維持にも関わる構造がある