6月2日、オレゴン州ベイカー郡の山間部でキャンプに向かっていたブランダン・ギャレットさんが、米国森林サービス道路39号線を走行中に土手を越えて崖下に落ちました。ギャレットさんは4匹の犬を連れていました。
ベイカー郡保安官事務所の声明によると、ギャレットさんは事故から生還し、事故現場から約90メートル離れた場所まで這い、そこで一夜を過ごしました。
ギャレットさんの犬の一匹であるブルー(ウィペットまたはグレイハウンドのミックスと思われる)は、すぐにキャンプに戻り、他のグループメンバーに何かが起こったことを知らせました。
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仲間が困っていることに気づいた捜索隊は、ギャレットさんを探しに出発しました。
翌朝、家族が険しい茂みの多い渓谷でギャレットさんの車を発見し、地形のため彼にたどり着けなかったため、すぐに緊急サービスに連絡しました。
ベイカー郡保安官事務所、ベイカー郡捜索救助隊、パインバレー地方消防地区、ハーフウェイ救急車が現場に到着しました。ベイカー郡保安官のアッシュ保安官が渓流へのアクセスポイントを探していると、助けを求める叫び声が聞こえました。
パインバレー地方消防地区のボランティアと米国森林サービスの職員がチェーンソーで道を切り開く作業を進める一方、アッシュ保安官はギャレットさんに応急処置を施しました。
やがて、ベイカー郡捜索救助ロープチームのメンバーが救助装備を設置し、ギャレットさんをバスケットに乗せてハイラインロープシステムに接続し、渓谷を越えて引き上げました。渓流から無事に引き上げられた後、ハーフウェイ救急車によってライフフライトのヘリコプターに運ばれ、地域の病院に搬送されました。
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残りの3匹の犬もすぐに獣医のケアを受けました。ベイカー郡保安官事務所がFacebookで事件の詳細を投稿すると、地元のコミュニティや遠方のネットユーザーからブルーの英雄的な行動に称賛の声が寄せられました。
一部のネットユーザーは「誰かあの犬に骨をあげて」とコメントするソーシャルメディアユーザーもいれば、「ブルーは忠誠心を証明した。なんて素晴らしい犬なんだ」と投稿しました。
多くのネットユーザーは他の犬の状態を心配しており、あるユーザーが「2匹の犬は骨折しているが治る。LAの獣医が診ている」とコメントしました。
一方、ギャレットさんの兄弟であるタイリーさんは、大紀元に応じ、「彼はかなり元気です。少し怪我をしているだけです。完全に治るには時間がかかるでしょうが、彼は大丈夫です」と述べました。
ベイカー郡保安官事務所は、困難な救助活動に協力してくれたベイカー郡捜索救助隊、パインバレー地方消防地区、ハーフウェイ救急車、ライフフライト、および米国森林サービスに感謝の意を表しました。
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(編集翻訳 清川茜)
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