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簡単で美味しい、緑豆を使った暑さ対策の食療法

7月6日から8月6日までの間は、小暑と大暑の2つの節気があり、夏の中で最も暑さに見舞われやすい時期です。軽い熱中症でも頭痛やめまい、さらにはおうとを引き起こすことがあります。たとえ熱中症にならなくても、高温多湿の環境により食欲不振や多汗、口の乾き、さらには寝つきの悪さが続くことがあります。

このため、食事には体を冷やす効果がある食材や、消化を助ける食材を取り入れることが大切です。例えば、緑豆、あずき、黒豆などは昔から暑さ対策に使われている食材で、軽い熱中症にも良い効果があります。特に緑豆が効果的です。

しかし、緑豆がない場合でも、代わりに似た効果を持つ食材を使うことができます。

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シソは胃腸を整え、体を温め、風邪や寒さから身を守る力を高めます。特に朝に食べると、体の陽気が自然に立ち上がり、秋冬の風邪予防に効果的。朝食に取り入れたい伝統の養生法です。
中医学の養生は、体を自然界のように調和させる「気候調整」の学問。五行の働きが乱れると病が生じ、整えば健康が戻る。季節と連動した「人体の気候」を理解することで、日々の食と生活に新たな視点が生まれます。