経済の縮小が続く中国 7月の中国製造業PMIが5か月間で最低に
中国経済の不振が続いている。公式統計によれば、7月の製造業PMIは49.4にまで低下し、過去5か月間で最低の数値を更新した。また、非製造業PMIも6月の50.5から50.2へと下落し、市場の予測値を下回る結果となった。
製造業と非製造業の購買担当者指数(PMIとNMI)は、50%を経済の拡大と縮小の分岐点とする。50%以上ならば経済が成長しているとされ、50%未満ならば縮小しているとされる。
中国国家統計局が7月31日に発表したデータによると、7月の製造業PMIは49.4となり、前月比で0.1ポイントの減少を見せ、3か月連続で縮小していることが明らかになった。これは過去5か月間で最も低い数値である。
関連記事
中共が発表した中国の10月の景況指数は、製造業、非製造業ともに景気判断の節目となる50を下回った。製造業は9月に一時回復したものの、10月には再び悪化し、中国経済全体に減速の兆しが広がっている
中国の自動車市場で販売低迷が深刻化。例年の繁忙期「金九銀十」がほぼ消滅し、10月の国内販売は約25%減少した。野村証券は需要が2014年の水準に落ち込んだと分析
中国共産党(中共)の軍機関紙が最近、「倹約による軍建設」を集中的に宣伝し、空軍のある部隊では集中訓練で「使い古した書類かばんを支給」した。北京大学などの大学も「節約生活」の徹底を呼びかけ、「節約はスローガンではなく、生き残りの問題だ」としている。
中国の土地競売で10月の平均プレミアム率が1.4%に低下し、今年最低を記録した。北京・上海・深圳では土地の競売が行われず、地方では国有企業による最低価格での落札が目立つ。住宅販売制度の新政策も不動産企業の資金繰りを圧迫
中国の10月の製造業PMIは49.3となり、景気判断の節目となる50を下回った。中共当局は連休などの影響を挙げるが、輸出や政府支出への依存、内需低迷、不動産不況など、中国経済の構造的な問題が浮き彫りに