時間に追われない生き方 スローライフが教える人生の本質(上)
1時間じっと座って、誰かが薪を割ったり釣りをしたりする映像を見続けることができますか?
ノルウェーでは、人々はそれをします。それは「スローTV」と呼ばれています。ノルウェーに住んでいた友人がスローTVのことと、伝統的なノルウェーのフォークダンスを習おうとしたときの経験を話してくれました。そこで出会った古参の人たちは、「少し落ち着いて取り組まないと、絶対にうまく踊れない」とアドバイスしてくれたそうです。彼女はダンスをきっちりと急いで覚えようとしましたが、それがかえって踊りを難しくしてしまったのです。ダンスは、人生と同じように、急いで進めることはできません。人生のダンスが時間のリズムに合わせて体を揺らすように求めるのと同じように、リラックスして音楽のビートに乗ることを学ばなければならないのです。
これは「スローリビング」というムーブメント(動き)の理念です。スローリビングとは、量よりも質を優先する生き方と定義できます。より多くのものが必ずしも良いわけではなく、充実した人生を送るためには、今この瞬間を生きる能力、人生の小さなことに感謝する心、そして人間関係、余暇活動、自然とのつながりといった持続的な価値を持つものに時間を割くことが必要です。
関連記事
自分が望む人生に向かっているかを知るには、今の仕事や役割、5年後の自分を見つめ直すことが大切です。未来の自己とつながるための3つの質問を紹介します。
自信がある時ほど、人は盲点に気づきにくいものです。大きな失敗を避けるために、自分の外にある知恵をどう生かすべきかを考えます。
寛大な人は特別な性格だからではなく、周囲の人の気持ちや変化に気づく力が高いのかもしれません。研究が示す「寛大さを育てる方法」を紹介します。
「朝活」は本当に正解なのか。30日間の実験が教えてくれた、続けることと休むことの意味。
「続ける力」は意志の強さではなく、“なぜそれをするのか”にあるのかもしれません。最新の心理学研究をもとに、習慣が続く人の共通点と、無理なく行動を継続するための考え方を紹介します。