秋冬には湿気が過剰になり、抑うつやイライラ、血圧の上昇などの症状が現れやすくなる( Shutterstock)

今年の秋は湿気が多く、脾胃や肝腎に負担がかかる――どうやってケアすればいい?

通常、秋は乾燥する季節ですが、今年は雷や雨が多い異常気象が見られます。中医学の古典『黄帝内経』によれば、甲辰の年(2024年)の秋冬には湿気が過剰になり、人々に食欲不振や脾胃・肝腎の不調、手足の重だるさ、水分がたまることでむくみや腹部の張り、さらには抑うつやイライラ、血圧の上昇などの症状が現れやすくなると記されています。

 

なぜ湿気が多いと雷雨が増え、それが人の健康に影響を与えるのでしょうか? 昔の人々は、宇宙のすべてのものが、木・火・土・金・水という5つのエネルギー(五行)によって成り立っていると考えていました。このエネルギーは、地球だけでなく私たちの体にも影響を与えています。そのため、宇宙と体は密接に関係しているとされていました。

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