JR貨物不正行為問題で調査進む 2社の追加調査で検査データの改ざんは見つからず
JR貨物が車輪に軸を取り付ける作業でデータ改ざんなどの不正行為が確認された事件は同社の安全性に対する信頼に大きな疑問を投げかけた。その後、JR各社では全国的に調査が進められている。
毎日新聞によるとJR九州は19日、緊急点検の結果、車輪に軸をはめ込む際に基準を超える圧力で作業した輪軸が計328本あったと発表した。18日にはJR北海道の綿貫泰之社長は「輪軸組み立て作業の調査を進めたところ、一部圧力入値がメーカーからの目安値を超えたものがあった」と述べた。どちらも、検査データの改ざんは行われていないとしている。
事の発端は、JR貨物が9月10日、車輪と車軸の取り付け作業でデータを改ざんするなどの不正行為が確認されたことの公表から始まる。
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