深まる詐欺行為疑惑にドイツが中断
中国のCO2排出削減プロジェクトに関わる不正
ドイツ連邦環境庁(UBA)が、EUの「CO2削減証書(カーボンクレジット)」を不正に取得した中国の温室効果ガス排出削減プロジェクトに対して調査を行い、大規模な詐欺の疑いで45のプロジェクトの停止を命じた。損失は最大5億ユーロ(約5.6億ドル)に及ぶと見積られている。この調査は、国際的な排出削減努力における重大な信頼性の問題を浮き彫りにするものである。
UBAの調査によると、最大で45の中国の温室効果ガス排出削減プロジェクトが、虚偽の申告やデータの誇張を通じて詐欺を行い、EUのCO2削減証書を不正に取得していた疑いがあるという。ドイツはカーボンクレジット市場に大きく依存しており、これに関わるプロジェクトが停止されることによって、投資企業や投資家が損害を受け、経済全体に悪影響を及ぼす可能性がある。損失は最大5億ユーロに達すると見込まれている。
UBAのディルク・メスナー長官は、EUのCO2削減証書を取得した中国の56のプロジェクトを審査し、これまでに45のプロジェクトの証明書が取り消されたと述べている。
関連記事
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
中共当局による突然の公演中止にもかかわらず、浜崎あゆみは無観客の上海会場でフルステージを完遂。毅然とした姿勢が中国内外で称賛を集め、政治的圧力を上回る“完勝”を果たした
黒タク急増で10時間走っても赤字? 中国・東北でタクシーが一斉スト。追い詰められた運転手たちの町で何が起きているのか
冬に入って以降、中国の多くの地域で呼吸器系疾患が流行のピークを迎えつつあり、少なくとも17の省でインフルエンザが流行している。北京では他地域に先駆けて流行がピークに達し、インフルエンザの陽性率は45%近くに上っている
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに