ドイツの温室効果ガス排出削減プロジェクトが中国企業によって悪用されていることが明らかになった。示意図にドイツの製鉄所が描かれている。(Lukas Schulze/Getty Images)
深まる詐欺行為疑惑にドイツが中断

中国のCO2排出削減プロジェクトに関わる不正

ドイツ連邦環境庁(UBA)が、EUの「CO2削減証書(カーボンクレジット)」を不正に取得した中国の温室効果ガス排出削減プロジェクトに対して調査を行い、大規模な詐欺の疑いで45のプロジェクトの停止を命じた。損失は最大5億ユーロ(約5.6億ドル)に及ぶと見積られている。この調査は、国際的な排出削減努力における重大な信頼性の問題を浮き彫りにするものである。

UBAの調査によると、最大で45の中国の温室効果ガス排出削減プロジェクトが、虚偽の申告やデータの誇張を通じて詐欺を行い、EUのCO2削減証書を不正に取得していた疑いがあるという。ドイツはカーボンクレジット市場に大きく依存しており、これに関わるプロジェクトが停止されることによって、投資企業や投資家が損害を受け、経済全体に悪影響を及ぼす可能性がある。損失は最大5億ユーロに達すると見込まれている。

UBAのディルク・メスナー長官は、EUのCO2削減証書を取得した中国の56のプロジェクトを審査し、これまでに45のプロジェクトの証明書が取り消されたと述べている。

▶ 続きを読む
関連記事
政府と沖縄県による最高協議機関「沖縄政策協議会」が11月6日、首相官邸で開かれた。開催は2013年以来、13年ぶりとなる。高市早苗首相や関係閣僚、9月の沖縄県知事選で初当選した古謝玄太知事らが出席し、沖縄振興予算の拡充や米軍基地負担の軽減、南西諸島を巡る安全保障上の課題などについて協議した。
米中間選挙で変わる米議会の勢力図。ウクライナ支援、イラン戦争、欧州への関税、台湾への武器売却にどのような影響を及ぼすのか
中国の学校で集団感染が発生し、多くの小中学校のクラスや幼稚園が休校となっている。マスク着用を義務化し始めた学校もあり、関連する医薬品やマスクなどは品薄状態が続いている
2460文字を書いて、書き直しゼロ!400年前の中国の受験答案が、まるで印刷したような美しさ。「本当に手書き?」と驚く一枚が話題に
Googleは警察庁などと協力し、中国企業が130万台以上のネット接続機器に仕込んだ「XCPE」と呼ばれるバックドアを無力化した。