2024年7月16日、中国江蘇省太倉の港で、輸出用の船に積み込むために積み上げられている自動車( AFP via Getty Images)

中共の自滅 世界的に中国からのデカップリングが加速中

中国共産党(中共)が米国やEU、日本を含むグローバル・パートナーに対する様々な攻撃的戦略を倍加させる中、2つの世界経済ブロックへのデカップリング(経済的分断)が加速している。

このデカップリングは、米国と同盟関係にある国と中国と同盟関係にある国(後者には、ロシア、イラン、北朝鮮など、輸出を中国に依存している国も含まれる)との間の経済的、外交的、軍事的なつながりの「脱リスク」や「ほころび」として描かれている。

中国が世界のトップG7経済圏(米国、EU、日本、カナダ)とのつながりを、開発援助や悪行に対する外交的援護を求める比較的貧しい国々との、儲からない、あるいはコストのかかるつながりへと交換するにつれて、中共(中国共産党)政権は以前は中国に開いていた扉を閉ざし、自ら貧乏くじを引いている。

▶ 続きを読む
関連記事
欧州最大の自動車メーカーであるフォルクスワーゲンは、消費者を無視してEU規制当局の命令を優先した代償が、市場シェアの喪失、生産性の低下、大規模な人員削減であることを今、思い知らされている
中国経済は消費の低迷や不動産危機、投資減少により厳しい現状に直面しています。唯一の支えである輸出も世界的な反発に晒されており、今後の成長持続には不透明感が漂う背景と現状を解説します
現在のAI投資バブルを火山現象の「噴煙柱崩壊」になぞらえ、過去のエンロン事件や世界金融危機との構造的類似性を指摘。SPVによる簿外債務や循環取引など、歴史が繰り返す危険な兆候と市場リスクを鋭く分析する
データ未検証のプレスリリースで株価が高騰する「プレスリリース主導の科学」の構造を浮き彫りにした論評。モデルナのがん治療発表や初期ワクチンの治験データを批判的に検証し、利益至上主義への警鐘を鳴らす
なぜ一部の若者は共産主義や社会主義に共感するのか。住宅費や学費、格差への不満、歴史との距離を背景に、共産主義の歴史と自由社会の課題を考える